タイ東北部シーサケート県、国境情勢悪化で住民に帰宅自粛を通達。ドローン脅威にも厳戒態勢。

シーサケート県知事は、国境付近の情勢が依然として危険であるとして、すべての郡長に対し、住民に自宅への帰宅を控えるよう指導する緊急通達を出しました。
この通達は8月2日(土)に発行され、避難住民に対し、状況が改善するまで指定の一時避難所にとどまるよう求めています。

郡役所に対しては、以下の行動を求めています。

①国境付近の自宅へ戻らないよう住民に通知すること。

政府から安全が確認されたとの正式な発表があるまでは、政府の発表を注視するよう住民に呼びかけること。

村長や補佐員、地域防衛部隊に巡回を命じること。

未使用の爆発物や正体不明の物体など、最近の武力衝突に関係する可能性のあるものを発見した場合は、直ちに地元当局・警察・軍に報告し、確認・処理を依頼すること。

③爆発音のような大きな音について住民を安心させること。

これは多くの場合、不発弾処理作業によるものであり、治安部隊が安全確保のために行っている活動であると住民らに説明すること。

【タイ陸軍、ドローンによる偵察活動への警戒強化】

無人航空機(UAV)が軍や政府施設上空で偵察飛行を行っているとの報告を受け、タイ王立陸軍はドローン関連の脅威に対する対策を強化しました。

地元機関や治安部隊と連携し、ドローンの探知・迎撃・操縦者の摘発を進めており、新たに対ドローン兵器の運用に関する規定も整備されました。

市民に対しては、無人機の目撃情報や不審な活動があった場合、24時間対応の国家安全ホットライン「1374」まで通報するよう呼びかけています。

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