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タイ最高裁、インラック政権時代の汚職事件で元副大臣に禁錮4年6か月の実刑判決。
- 2025/8/1
- 事件(タイローカル)

7月31日、タイ最高裁判所は、ウィラット・ラッタナセート元農業副大臣かつ、元与党プラチャーラット党の政調会長を含む合計87人を被告としたインラック政権時代の汚職事件に関する判決を言い渡しました。
この事件は、2012年度における国家予算から44億5900万バーツを使い、18県の学校にフットサル場を建設するという名目で進められた事業に関し、不正(汚職)があったとされるものです。
裁判所は、以下の法令に違反したと認定しました。(有罪)
・入札に関する法律(1999年)第10~13条
・汚職防止法(1999年)第123/1条
・刑法 第151条、157条、162条、264~268条 など
★判決の概要
・ウィラット被告:禁錮 4年6か月(執行猶予なし)
・妻のタッサニー被告:禁錮 3年4か月(執行猶予なし)
・関係する政治家ら全員:禁錮刑(いずれも執行猶予なし)
・談合に関与した企業関係者ら:最大で 禁錮15年、罰金7,900万バーツを受けた者も
・教育区の所長(ディレクター)クラス:禁錮刑(執行猶予なし)
・学校長クラス:禁錮1年(全員執行猶予付き)
書類配布などに従事した一般職員(清掃員等):無罪
保釈について
判決後、ウィラット被告は保釈を申請し、40万バーツで保釈が許可されました。
即日収監ではないのか?