タイ西部、検問突破し逃走中の車両、電柱に衝突し死亡。車内から拳銃と「クラトム水」20本。

７月30日午後10時45分ごろ、タイ西部カンチャナブリー県の市街地で、逃走中の乗用車がスピードの出し過ぎでカーブを曲がりきれず、電柱に激突する事故が発生しました。

衝撃で車両は真っ二つとなり、運転手の男性（25歳）は即死しました。

事故の瞬間が付近の飲食店の防犯カメラに映っており、猛スピードで走行中の車がコントロールを失い、そのまま街路の電柱に激突する様子が記録されていました。

■ 現場の状況と警察の調査

警察および救助隊が現場に駆けつけたところ、車両は完全に２つに裂けており、運転席には死亡した男性がそのままの姿で発見されました。

死亡したのは、サシポン（25歳）と判明。

事故現場の道路には、「クラトム水」（※向精神作用のある植物を煮出した飲料）とみられるペットボトルが20本以上散乱していたほか、車内からは拳銃と.45口径のフル装填マガジン（7発）を収納したバッグも見つかりました。

■ 警察の発表：検問からの逃走中だった

警察によりますと、事故の直前に市内で検問が設けられており、該当の車両は検問所を見て方向を変え逃走したため、警察車両が追跡していたところ、事故に至ったということです。

男性は、車内の違法品（武器やクラトム水）を隠しきれないと判断して逃げた可能性が高いと見ています。