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トランプ合意空しく…。27日早朝も戦闘。タイ=カンボ国境紛争、スリン県の民家に砲弾着弾。
- 2025/7/27
- 事件(タイローカル)

タイ=カンボジア国境紛争、27日も続いています。
7月27日朝、カンボジア軍がタイ・スリン県パノムダンラック郡に向けて早朝から発砲を開始したと報じられました。
午前6時40分ごろ、カンボジア側からの砲弾がタイ・スリン県の民家に着弾し、火災による損害が発生しました。
現在のところ、死傷者の報告はありません。
しかし、散発的な発砲が続いているため、当局は現地調査に入ることができていないとのことです。
タイとカンボジアの国境地帯では、27日午前4時30〜40分ごろから発砲音が確認され、カンボジア側からの攻撃がタイ側(プラサート・タークワーイ地区)に向けて行われました。
その後も両国間で散発的な発砲が続き、チョンジョム地区へと拡大しています。
また、午前5時30分ごろには、カンボジア側からBM-21ロケット砲に似た重火器の発射音が確認され、タイ側も重火器で応戦しています。
午前7時時点でも、重火器の轟音が断続的に響いている状況です。
この早朝の発砲は、前夜のアメリカのトランプ大統領の介入後に発生しました。
トランプ氏はカンボジアのフン・マネット首相およびタイのプムタム暫定首相に電話し、「無条件での即時停戦」を要請しました。
フン・マネット首相は後に自身のFacebookで、この停戦要請を受け入れたことを表明し、外務大臣に対応を引き継がせたと述べています。