タイで急速に拡大する自販機事業。コンドーム~生理用品まで24時間購入可能「タオビンステーション」

ここ数年で、タイでは自販機産業が急速な伸び率を示しています。

タイの「タオビン(Taobin)」は、フォート・ベンディング社が展開する自動販売機ブランドで、当初コーヒーや飲料を提供していました。
さらに現在では「タオビン・ステーション(TAO BIN STATION)」として、より幅広い商品を扱うようになっています。

最新の展開

2025年第一四半期末時点で、7,121台のタオビン自販機が稼働中となっています。
年内には10,000台まで拡大予定です。

新設の「タオビン・ステーション」では、スナック菓子、インスタント麺、チョコ、ガム、コンドーム、生理用品、ウェットティッシュなどが24時間購入可能になります。

タッチパネル式で、商品メニューから選んでそのまま購入可能。
価格は15バーツからと手ごろで、空港やショッピングモールなど利便性の高い場所に設置中です。

売上と戦略

フォート・スマート・サービス社(FSMART)は、同社が26.71%出資するフォート・ベンディング社のタオビン事業について以下のような報告をしています。

・第1四半期の総売上は4億9,440万バーツ(前年同期比+4.4%)
・コロナ禍後の営業再開や立地改善、新メニュー開発により販売数が増加。
。今後は設置場所の最適化や新商品の導入、画面の改善などを通じてさらなる成長を目指す。

「タオビン・ステーション」は、従来の飲料自販機の枠を超え、生活用品までカバーする次世代型の自販機モデルとして注目されています。
タイ国内ではフランチャイズ展開も計画されており、今後の展開に期待が集まっています。

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