タイ南部、偽電力職員を装い外国人から料金を搾取。犯人逮捕でその手口が明らかに!

この国には、人を騙す人間がそこら中にいます。

7月13日、タイ南部スラータニー県サムイ島の警察は、電力職員を装って外国人から金を騙し取っていたタイ人男性を逮捕したと発表しました。

詐欺の詳細

被害に遭ったのはロシア人の実業家。

彼は7月2日、自宅にやってきたタイ人の男から「電気代の未納なので電気を止める」と告げられ、2か月分の未納金(実際に滞納があった)として26,000バーツをその場で支払ったと語ります。

男は「翌日には電力会社へ支払っておく」と言って立ち去りましたが、後日同氏が電力会社に確認すると、支払いはされていないことが判明しました。

連絡も取れず、詐欺被害だと確信した男性は7月11日に警察に被害届を提出しています。

犯人の身元と逮捕

捜査の結果、犯人はナコンサワン県出身のカーンニティと特定され、7月13日、事件当日に使われたバイクとともに身柄を確保されました。

犯人の手口

犯人の供述により、犯行の手口が判明してきました。

・かつて電力会社からの外部委託業者に勤務しており、電気を止める業務の経験があった。
・その知識を悪用し、サムイ島内の外国人向けヴィラや住宅地を巡回した
・電柱や玄関に貼られた電気料金の未納通知を確認し、滞納者を狙って詐欺行為を実行。
・電気を止めると脅して、その場で自分の銀行口座へ振り込ませていた。
・サムイ島内で同様の詐欺を複数回実行していたことも認める。

麻薬反応も陽性、追加の罪状で起訴へ

さらに、警察は容疑者の体内から覚醒剤(メタンフェタミン)の陽性反応を検出します。

これにより、以下の2つの罪状で起訴しました。

①詐欺行為(刑法詐欺罪)②覚醒剤(カテゴリー1)の使用。

「田舎の人たちはいい人ばかり」なんて宣うインフルエンサーの動画をたまに見かけますが、そんな人は彼らにとって絶好の「カモ」です!

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