タイ東北部、かつて9千万バーツ当てた女性、今は田植え仕事で1日300バーツ。それでも「今が幸せ」

タイ東北部ウドンタニー県出身のワンナリーさん(通称:ジェーオー、51歳)は、かつて宝くじで9,000万バーツに当選し話題となった女性です。

しかし、2022年にはその当選金をすべて使い果たしたことを公表しています。

そこから人生が一変し、現在は農作業のアルバイトや、日雇いで清掃・ドリンクサービスの仕事などをしながら生活していると語っています。

田植えで日当300バーツ

ジェーオーさんは現在、1日300バーツの賃金で田植えの仕事に従事しており、手際よく田に苗を植え、仲間たちと笑顔で労働しています。

昼休みには、仲間のために自ら揚げ春巻きとソムタム(青パパイヤサラダ)を用意し、料理の腕前も披露していました。

「お金がなくても、心は豊か」

「今は1日300バーツの収入で暮らしてるけど、生活は“超快適”。
1日に100バーツも使わない日が多いし、むしろ誰かの家でご飯をもらったり、時々お寺で食べたりしてる。

昔お金があった時は、人に飲ませたり食べさせたりしていたけど、今は私に声をかけてくれるだけで嬉しい。」

さまざまな日雇い仕事もこなす

清掃、飲食サービスの手伝い、ドリンク接客(いわゆるビール嬢)など、どんな仕事でも依頼があれば引き受けるとのこと
「ケリー(宅配業者)より多忙かも」と笑いながら語り、最低でも300バーツの仕事が基本。
ドリンク接客の仕事では、交通費+100〜200バーツ程度の謝礼+お酒が飲めるという条件だと言います。

独身で心穏やかに過ごす日々

「今は独身が最高。恋人なんていらない。
だって1日に100バーツも稼げない日があるのに、誰かを養う余裕なんてないし、1人の方が自由で幸せ。」

7月13日に51歳の誕生日を迎えるにあたり、「自分の年齢(51)や生年(2517年/仏暦)を使って宝くじを買うかも」と語り、運試しの意欲も健在です。

「田んぼ仕事は私のルーツ」

「小さい頃からずっと田植えをしてきたし、金持ちになっても最後は農業に戻ってくる。

女優だって最後は畑や田んぼに戻るのよ。」と語ります。

64歳の農地のオーナーの話しでは、今年は8人の作業者を雇い、1人300バーツ+昼食提供しており、ジェーオーさんは毎年手伝いに来てくれるとのこと。

収穫は家族で食べる分として保存し、販売はしていないと言います。

9000万バーツというと、今のレートで4億円以上です。
それがタイの地方に住んで、一瞬でなくなるとは…。
みんな寄ってたかってくるんでしょーなー。
どんだけ持っていても、貯金はできないのでしょうね。

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