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タイ=カンボジア紛争ここでも。タイの伝統衣装、ユネスコ無形文化遺産申請へ。カンボが盗用?
- 2025/7/8
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2026年にユネスコの「無形文化遺産」として、タイの王室伝統衣装(チュット・タイ・プラ・ラッチャニヨム) を登録申請する動きが本格化しています。
この動きはタイ国内で大きな誇りをもって歓迎される一方、隣国カンボジアも同時期に「結婚式の伝統文化」を申請する中で、タイの衣装に酷似した画像や記述が含まれている疑惑が浮上し、懸念の声が広がっています。
あるグループは、カンボジアの提出資料の中に「タイの伝統衣装の画像や説明」が含まれているとして、タイ文化省に早急な対応を求めています。
カルチャー・クレーム再燃? タイ側に危機感
この件は、タイ国民や専門家の間で「文化の盗用ではないか」との懸念を呼んでいます。
過去にも、カンボジアがタイに似た伝統文化を自国のものとして国際的に発信しようとする動きがあり、今回も同様の事態が起きているのではという見方が強まっています。
カンボジア側の申請資料にタイ衣装の画像が含まれていれば、「タイの文化がカンボジア文化の一部である」と誤認される恐れがあると指摘されています。
この問題は単なる文化登録競争ではなく、地域におけるアイデンティティの保護と伝承に関わる極めてデリケートな問題として注目されています。
カンボジアの「結婚式文化」は、すでに2026年の登録審査候補(暫定リスト)に入っており、来年の最終審査を待っている状態とのことです。