タイ国民の多数がクーデターに反対。国民の約6割がデモによる「首相の辞任」を望む。

スアン・ドゥシット大学が、2025年7月1日〜4日にかけて、全国1,167人を対象に実施した世論調査によりますと、大多数のタイ国民は、最近のデモで一部の主導者が呼びかけた「クーデター」について、支持していないことが明らかになりました。

この調査は、6月28日にバンコクの戦勝記念塔(Victory Monument)で行われた集会「主権防衛のための団結(Uniting the Power of the Land for the Defence of Thai Sovereignty)」に関する国民の意識を測る目的で実施されました。

■ 「クーデター」に対する国民の反応

クーデターが起きた場合、どう感じるかという質問に対して。

・42.5%:「民主主義に害を与える」として反対
・28.96%:「政治危機の解決策になる」として賛成
・16.8%:「クーデターは起きないと思う」
・11.74%:無回答

■ デモがもたらす変化の見込みについて

6月のデモが、タイにどの程度の変化をもたらすと考えるか

48.93%:中程度の変化がある
26.48%:大きな変化がある
20.39%:小さな変化のみ
4.20%:変化は全くない

■ デモに期待すること(複数回答可)

国民が政治デモに期待していることは以下の通りです

58.58%:首相の辞任
57.03%:下院解散および総選挙の実施
37.62%:意見を自由に表現できる場の提供

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る