中国人男性、偽造したメキシコのパスポートを所持。ドンムアン空港で逮捕。

7月3日午後3時10分頃、タイ・ドンムアン空港の出国審査官が、アジア系の容貌をした外国人男性がメキシコのパスポートを所持していたことに不審感を抱き、通報しました。
その後の調査で旅券が偽造されたものであることが判明し、中国人男性(39歳)が逮捕されました。

パスポートは本物だが「別人に改ざん」

・メキシコ政府によって正式に発行された旅券ではあったが、インターポールのデータベースで紛失扱いになっており、個人情報ページが他人名義に改ざんされていた。

・検査で不審な点が複数確認。

紫外線検査(UVライト)

偽造旅券の「E PASSPORT」文字は反射せず、本物とは異なる挙動。

セキュリティ機能(MLiレーザーイメージ)

本物は角度によって写真と文字が交互に見える仕様だが、偽造品は両方同時に見えてしまい不自然だった。

生体認証で中国人「ジャンワン」氏と特定

バイオメトリック照合により、中国人ジャンワン(39歳)と特定。
2024年6月27日にこの偽造メキシコ旅券でタイに入国し、7月3日にはエアアジアでマレーシア・クアラルンプールへ出国しようとしていました。

容疑者は、偽造旅券の使用罪で起訴される可能性があり、有罪となれば1〜10年の禁錮、2万〜20万バーツの罰金、またはその両方が課せられます。

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