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ドンムアン空港で偽造ビザ使用のベトナム人男性を逮捕。249日間もオーバーステイ。
- 2025/7/1
- 事件(タイローカル)

6月30日朝、バンコク・ドンムアン空港で、偽造されたビザ延長スタンプを使用し、ベトナム・ハノイ行きのエアアジア便に搭乗しようとしたベトナム人男性が出入国管理官によって逮捕されました。
逮捕されたのは、ベトナム国籍のグエン容疑者(24歳)で、第1ターミナル3階の国際線出発ホールにて拘束されました。
出入国管理システムで確認したところ、同容疑者はすでに249日間のオーバーステイをしていたことが判明しました。
グエン容疑者は2024年8月26日に観光ビザでタイに入国し、同年10月24日までの滞在が許可されていました。
しかし、出国記録がなく、不法滞在が続いていたことが判明しました。
パスポートには「NON L-A」ビザへの変更が記載されたスタンプがあり、2025年3月31日までの滞在が許可されているように見えましたが、トラート県の入国管理事務所職員の署名とされていたこのスタンプについて当局が確認したところ、偽造であることが判明します。
署名された職員の記録も存在しておらず、真正なスタンプとの比較資料が証拠として提出されました。
取り調べでグエン容疑者は、「2024年にベトナム人の友人に招かれ、タイでレストランの仕事をするために入国した」と述べていますが、店舗名や所在地などの詳細は答えられず、「雇用主がビザ手続きを行ったが詳細は知らない」と供述しました。
出入国管理局によると、タイで90日以上オーバーステイした場合、再入国禁止(1〜10年)の措置が取られるとのことです。同容疑者は、起訴を免れるためにスタンプを偽造したとみられています。
しかしながら、告発内容を伝えられた際、グエン容疑者は一貫して容疑を否認しました。
警察は裁判で争うため、今後正式に起訴手続きを進める予定とのことです。