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18年越しにいきなり出てきた重要参考人。スコータイ川下智子さん殺害事件。時効まであとわずか。
- 2025/6/25
- 事件(タイローカル)

18年前、スコータイで発生した日本人観光客・川下智子さん殺害事件の解決を目指し、タイ特別捜査局(DSI)は、新たな有力情報を持っているとされる身元不明のフランス人に対し、200万バーツの懸賞金を提供すると発表しました。
6月24日、DSIはこのフランス人の似顔絵を公開しました。
彼は事件当時、スコータイを訪れていた観光客とされ、捜査当局は、2007年11月25日にスコータイ歴史公園内のワット・サパン・ヒン近くで遺体となって発見された川下智子さん(当時27歳)の殺害犯を特定する鍵を握っている可能性があると見ています。
長年の捜査も突破口なし
タイ警察およびDSIが長年にわたり捜査を続けてきたにもかかわらず、事件はいまだ未解決のままとなっています。
多数の人物からDNA検体が採取されましたが、いずれも被害者の衣服から検出されたDNAとは一致しませんでした。
DSIは次のように注意を促しています。
「この似顔絵は、18年前の出来事を記憶している目撃者の証言のみに基づいています。
したがって、当時の容貌を正確に再現しているとは限りません。」
フランス人観光客の特徴
DSIが発表したこの男性の特徴は以下の通りです:
2007年当時の年齢は35〜40歳、現在はおよそ53〜58歳と推定される
・痩せ型で身長170〜180cm程度、色白で卵型の顔
・髪は黒または茶色で剃っており、目は濃い茶色または黒
・頬骨が高く、鷲鼻(鋭い鼻)、黒い眉毛
・長さ約1インチ(2.5cm)のカーブした黒いあごひげ
・入れ墨やピアスはなく、フランス語訛りの英語を話していた
・黒いTシャツと黒のナイロン製アウトドアショートパンツを着用
また、事件発生日の午前7時〜8時頃、スコータイ市内の「コーヒークラブ」でホンダ・クリックのバイクをレンタルし、パスポートを担保として預けていたとの情報もあります。
この男性は、ヨーロッパ系の女性(おそらく恋人)と一緒に行動していたと見られています。
彼女は金髪で背中の中ほどまで髪があり、白のタンクトップに足首までのロングスカートを着ていたとのことです。
DSIによりますと、このフランス人は「オールドシティ・ゲストハウス」または「ウィトゥーン・ゲストハウス」(チャロットウィティトン通り沿い)に宿泊していた可能性があり、2007年11月25日または26日にバスでチェンマイへ向かったとみられています。
市民に協力を呼びかけ、時効まであとわずか
この男性が名乗り出て、逮捕につながる情報を提供すれば、200万バーツの懸賞金が支払われます。
DSIは、この男性に関する情報提供を広く呼びかけています。
この事件は2013年にDSIに移管され、FBIが扱うような「特別事件」として指定されました。
2020年には先進的なDNA鑑定の結果、衣服から検出されたDNAがタイ人男性とは一致せず、国際的な遺伝子データベースで「東アジア系男性」と一致したことが判明しています。
時効は2027年11月、日本人家族は延長を要望
タイの刑法において殺人罪の時効は20年であるため、本件はこのままでは2027年11月に時効を迎えます。
これに対し、被害者・川下智子さんの遺族は時効の延長を求めており、「日本では殺人罪に時効はない」と訴えているといいます。
智子さんの父・川下康明さんは、ほぼ毎年タイを訪れて法務大臣や政府高官と面会し、時効成立前の事件解決を強く訴え続けています。
このようなことを言って水を注すのは申し訳ありませんが、今さらながらでてきたこの情報、本当に実在する人物でしょうか。(しかも絶対みつかりっこないような外国人)
これだけ話題となっている事件にもかかわらず、全く進展の状況に何かスケープゴートのように出してきた情報だとしたら…。
【タイ未解決事件】時効まで後3年! 17年前にスコータイで殺害された、川下智子さん事件の犯人捜査に200万バーツの懸賞金。