タイ落日の時。マレーシアが東南アジア観光客数で1位に! なぜタイから観光客から見放されたのか。

タイは名実ともに、1位の座から転げ落ちてしまいました。

2025年第一四半期、マレーシアが東南アジアで最も多くの外国人観光客を受け入れた国として注目を集めました。

訪問者数は1,010万人に達し、これまで長らくトップだったタイ(955万人)を上回りました。

次点でベトナムが3位(600万人)、シンガポールは4位(431万人)となっています
(VnExpress Internationalの報道より)。

マレーシア、国別観光客。

・シンガポール:490万人超
・中国:112万人
・インドネシア:108万人

この結果の背景には、マレーシアの緩やかなビザ政策が大きく影響してるとタイメディアは述べています。

ビザ政策の緩和

中国人観光客向けのビザ免除制度をさらに5年間延長(最大で2036年までの延長も検討中)
インド人観光客向けのビザ免除措置も2026年まで延長

なぜマレーシアが人気なのか?

米国の経済情報サイト「Insider Monkey」は、マレーシアを2024年に「アジアで最も愛される国」に選出。
その理由として、以下を挙げています。

・美しいビーチ
・洗練された都市ライフ
・多様な文化
・フレンドリーな国民による高いホスピタリティ

他国との比較

・タイ:ビーチ、ナイトライフ、手頃な価格で世界的に有名。
・マレーシア:家族向けで秩序があり、安全な印象(Hindustan Timesより)。
・インドネシア:観光の中心はバリ島で、自然・寺院・文化が魅力。

何故かタイ政府やタイメディアは、「ビザを緩和すれば人が自然とやってくる」という他力本願的な発想が先行していますが、タイはすでに多くの国へビザを緩和してますが、その後、転落への道を突き進む結果となっています。
先ずは現実との乖離が、観光客離れの最たる原因であることを学ぶべきです。
自己否定なくして、現況から脱することは不可能なところまできています。

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