ホテル協会がタイ政府を批判! 経済危機と観光客減少の中、ホテル業界だけ最低賃金引き上げ。

6月18日、ソンクラー県ハートヤイ市ホテル協会会長のシッティポン博士は、最低賃金400バーツへの引き上げについて、以下のように明らかにしました。

「全国のホテル業界だけを対象に最低賃金を引き上げるのは、現実を無視した政治主導の措置であり、事業者は強制され、手も足も出せず、賃金計算にも一切関与できなかった。

そのうえ、短期・長期的影響に対してなんの補償や対策も用意されていない。

政府はこうした経済状況下でこっそりと実行に移しているだけだ。」

まず取り組むべきは生活費の引き下げです。
それによって労働者が
貯蓄できるようになる
私は最低賃金の引き上げ自体に反対しているわけではなく、むしろ賛成です。

しかしながら、政府は段階的に実施し、全関係者が意見を述べられるようにすべきです。」

「ホテル業界だけにターゲットを絞った最低賃金引き上げはこれまでにも何度もあった
政府は観光業を奨励しているが、現在は観光業全体が低迷している状況である。

それにもかかわらず、事業者はさらなる負担を強いられている。

しかも、非公式なホテル業者(違法な日貸し住宅・コンドミニアム・ゲストハウス、Airbnbなど)には一切影響がない。

彼らは法を守っていないから政府の措置の対象外となるが、合法的に営業している事業者だけが被害を受けるのが現実だ。」

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