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訪日外国人観光客向けサービス『Japan Travel by NAVITIME』月間 MAU 200万突破!
- 2025/6/17
- 情報、お知らせ、事件など(日本国内)

株式会社ナビタイムジャパン(代表取締役社長:大西 啓介、本社:東京都港区)は、訪日外国人観光客向けナビゲーションサービス『Japan Travel by NAVITIME』が、2025年4月実績において、月間アクティブユーザー数(MAU)が200万を突破したことをお知らせします。
日本政府観光局(JNTO)によると、2025年4月の訪日外客数は390万人※1に達しました。訪日客の増加に伴い多様化する観光ニーズに対応した結果、『Japan Travel by NAVITIME』のMAUも2024年4月の170万から200万へと増加しました。

2024年度は、計画段階でのサポートとして、主に旅マエと旅ナカでの機能拡充を進めてきました。多言語コンテンツの拡充や、AIによる旅行プラン提案、鉄道チケットの料金比較、予約連携先の充実、さらにeSIMサービス「NAVITIME eSIM」の提供などを行いました。
観光庁の「訪日外国人消費動向調査」によると、2023年以降は「買い物」よりも「宿泊」「交通」「娯楽等サービス」の支出が増加し、「コト消費」の傾向が続いています。こうした状況では、旅行者がさまざまな体験を求め、情報収集し、体験を実行するところまでのサポートが重要となります。『Japan Travel by NAVITIME』では、交通・体験・予約・通信の機能拡充を行い、適切なタイミングとUI(ユーザーインターフェイス)で提供し、旅行前の検討段階から潜在顧客にリーチできたことが、成長の要因であると考えています。
現在のMAU 200万の内訳は、Webサイトが150万、アプリが50万となっており、訪日前の情報収集段階でWebサイトがより多く利用されています。
今後も、ユーザーニーズに即した機能開発を続けていくことでサービス向上に努め、日本を訪れる外国人観光客の快適な移動・旅行をサポートし、体験価値を高めると同時に、インバウンドの受け入れに取り組む事業者や自治体の支援を行い、観光業界全体の活性化に貢献してまいります。
※1 日本政府観光局(JNTO):訪日外客数(2025年 4 月推計値)3,908,900人(https://www.jnto.go.jp/statistics/data/_files/20250521_1615-1.pdf)
■『Japan Travel by NAVITIME』の取り組み
以下、2024年度の主な取り組みです。特に、旅マエと旅ナカで需要の高いWebコンテンツの拡充を行いました。
【1】多言語コンテンツの強化(旅マエ・旅ナカ)
観光ガイド、観光スポット等の施設情報、および公共交通の表示に関する多言語コンテンツを拡充しました。当社の国内サービスで提供しているコンテンツをもとに、観光ガイド380万件、施設情報40万件を5言語(英語、韓国語、簡体字、繁体字、タイ語)に翻訳しました。また、ルート検索機能に表示される公共交通情報のうち、一部情報(列車名、出入口情報、バス路線名など)が英語のみの対応となっていましたが、観光ガイドと同様の5言語に対応しました。多言語コンテンツの拡充と多言語対応範囲を広げることにより、Webサービス全体のアクセス数は前年比約30%増となりました。
実際に、多言語化された観光スポットの検索状況を、国・地域別のカテゴリで確認すると、台湾は「城/城趾」、タイは「寺院」、アメリカ・イギリス・香港は「複合施設/商業施設」を多く検索していることがわかり、それぞれの国で関心のあるカテゴリに違いが見られました。

【2】体験予約やクーポン連携の強化(旅ナカ)
体験アクティビティ予約サービスのGetYourGuide(ドイツ)、Viator(アメリカ)、レストラン予約のOMAKASE JapanEatinerary byGMO、byFoodといった予約サービスとの連携を行いました。利便性向上と共に、利用者の使い慣れている予約サービスと連携することで、利用の心理的ハードルを下げて、旅を楽しんでいただけるようにしました。
また、ドン・キホーテやサンドラッグなどのショッピング施設と連携し、クーポン掲載を行いました。
これらの対応により、『Japan Travel by NAVITIME』経由の予約数(クーポン利用数含む)は前年比約2倍増となり、旅ナカでの体験価値の向上に寄与しています。
【3】「NAVITIME eSIM」の展開(旅ナカ)
通信への不安を解消し、旅行者が『Japan Travel by NAVITIME』を快適に利用できる環境の整備として、2024年7月に「NAVITIME eSIM」の販売を開始しました。旅行計画で利用している『Japan Travel by NAVITIME』のサービス上でそのまま購入でき、またeSIMを活用することで、現地でのSIM購入の手間や時間を省き、スムーズな通信環境を提供します。観光に使える時間を最大限確保できるようにしました。
【4】生成AIを活用した旅行プラン提案機能(旅マエ)
AIとの対話形式で、滞在日数に応じた旅行プランを自動で作成できる機能を、2024年9月に提供開始しました。土地勘のない旅行者に、AIがおすすめの周遊プランを提案します。
【5】チケット比較機能(旅マエ)
周遊パスと通常の鉄道運賃との料金を比較できる機能で、2024年6月に開始しました。周遊パスの価格改定や、地方部への観光需要の高まりを背景に、個別に移動区間の料金を知りたいというニーズがあり、比較できる機能を開発しました。
【4】【5】により、旅行計画段階での利便性を強化することで、旅行プランニング機能の利用が伸び、累計プラン作成数は40万件を超えました。さらに、そのうち4,000件が旅行プラン投稿機能で共有され、他ユーザーのモデルコースとして活用されています。

■今後の展望
『Japan Travel by NAVITIME』は、訪日客の利便性向上を目指し、予約サービス等との連携を強化するとともに、生成AIの活用によるパーソナライズされた旅行支援機能や、混雑回避・オーバーツーリズム対策など観光課題への対応にも取り組んでまいります。
■『Japan Travel by NAVITIME』ユーザーの国籍の割合※2、MAUの推移

■『Japan Travel by NAVITIME』について

『Japan Travel by NAVITIME』は、訪日外国人観光客向けのナビゲーションサービスです。
主な機能は、ドアtoドアのルート検索、徒歩ナビゲーション、カーナビゲーション、スポット検索(フリーWi-Fi、手荷物預かり所等)、観光記事、旅行プランニング、旅程投稿、モデルプラン、ホテル・アクティビティの予約などが可能です。アプリとWebを、13言語で提供しています。2013年10月よりサービス開始。
※英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語、インドネシア語、ベトナム語(13言語)
・アプリ:https://www.navitime.co.jp/pcstorage/html/japan_travel/english/
・Web:https://japantravel.navitime.com/en/
■『NAVITIME eSIM』紹介サイト
https://japantravel.navitime.com/en/esim/
■関連プレスリリース
・(2024年4月18日)訪日外国人観光客向けサービス『Japan Travel by NAVITIME』月間アクティブユーザー数(MAU)が170万を突破
・(2024年9月25日)『Japan Travel by NAVITIME』、生成AIで、インバウンドの旅行計画作成を支援
■『Japan Travel by NAVITIME』を活用した法人向けサービス
インバウンド集客に向けたプロモーションや、訪日外国人の行動分析などのサービスを法人・自治体向けに提供しています。
株式会社ナビタイムジャパン トラベル事業部
https://tourism-solution.navitime.co.jp/
<企業概要 / Company Overview>
株式会社ナビタイムジャパン / NAVITIME JAPAN Co., Ltd.
HP(日本語)https://corporate.navitime.co.jp/
HP(English)https://corporate.navitime.co.jp/en/
Japan Travel by NAVITIME(13 languages)https://japantravel.navitime.com/en/
※「NAVITIME」は、株式会社ナビタイムジャパンの登録商標です。
※その他、記載の会社名や商品名等は各社の商標または登録商標です。