タイ政府発表は大ウソ?! カンボジア国防省「部隊の撤退なし」国境に関する最新声明を発表!

タイ・カンボジア国境での両国軍事衝突以来、緊張が続く両国ですが、8日突然タイ政府与党閣僚らが、カンボジア軍が我々の要望により撤退した「カンボジア政府ありがとう」などとコメントを出していましたが、うさん臭かったので本誌では扱いませんでした。
そして、やっぱり大嘘でした。

カンボジア国防省は6月9日、カンボジア・タイ国境における最新の動向について、公式声明を発表しました。
主なポイントは以下の通りです。

①部隊の撤退なし

 カンボジア王国軍(RCAF)は、カンボジアの主権下にある地域、特に長年にわたりカンボジア軍が駐留してきた地域からの撤退は一切行っていません。

②国家権限下での部隊態勢

 すべての部隊配置、移動、増援、再配置はカンボジアの主権領域内で行われており、国の領土保全を確保することのみを目的としています。

③平和への貢献と防衛の備え

 カンボジア軍は平和的な解決の努力を支持していますが、領土への侵害があった場合には、政府の命令に基づいて防衛行動を取る準備が整っています。

④国境協議の支援

 カンボジア王国軍は、タイとの国境問題解決に向けた外交的な仕組み、特に共同国境委員会(JBC)の活動を引き続き支援する用意があります。
これは、国際司法裁判所(ICJ)に提出予定の案件を除き、未画定の国境部分の境界線確定を目的としています。

また国防省は、カンボジア国民および報道機関に対して、現在の国境情勢に関する正確かつ信頼できる情報は、政府および国防省が発表する公式情報のみに基づくよう呼びかけています。

我々からすると、政府発表こそが一番信用できないんですよね。(一部メディアを除く)

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