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タイ「安いから売れる」違法粗悪パイプが流通。ラヨーンで1年も継続、中国密輸ビジネスの実態!
- 2025/6/9
- 事件(タイローカル)

タイ警察中央捜査局(CIB) は2025年6月、ラヨーン県の建材販売会社に対し、中国からの違法輸入パイプの密輸・脱税の疑いで家宅捜索を実施しました。
問題となったのは「WETHAI CONSTRUCTION社」で、所在地はニコムパッタナー郡の飛行機市場エリア内にあります。
■ 背景と経緯
本件は、市民から「正規の税関手続きを経ずに中国製パイプを安価で販売している」という情報が寄せられたことが発端となっています。
販売されていたパイプは、農業用・水道設備・電気配線管として使用されるPEパイプやPVCパイプ(巻き型や直管)で、市場価格よりも著しく安価に提供されていたことが問題視されていました。
■ 捜査と押収の詳細
裁判所の許可を得て、当該会社の倉庫を家宅捜索した結果、中国からの輸入とみられるPEおよびPVCパイプ計約1,000本(8種)を押収しました。
いずれも正規の通関書類や仕入れ証明がなく、密輸と判断されています。
そのため、警察は会社および権限を持つ取締役を関税法違反の容疑で告発し、正式に捜査手続きを進めています。
■ 容疑者の供述
初期供述において、容疑者は違法輸入を全面的に認め、商品が自社のものであることも認めました。
供述を要約すると、以下のような内容となっています。
・中国から合法品に紛れ込ませて密輸
・ラヨーン県のレムチャバン港を通じて搬入
・約1年間にわたり販売を継続
・市場で需要が高く、価格が安いため違法ルートを選んだ
同社のみならず、法律ガン無視の中華企業によって、すでに多くの粗悪品が流通しているものと思われます。
バンコク地震で崩壊した監査ビルのような、「おから施工」があちこちで発生してくるかもしれません。
あなたの家のその不具合、中華企業による密輸品が原因かもしれませんよ。