タイ南部、二階建てバスの運行制限に反発。事業者ら抗議デモ! 安全よりも個人の利益が先?!

6月4日、タイ南部トラン県アンダマンゲートウェイ休憩所にて、関係当局が二階建てバス事業者団体からの請願書を直接受理しました。

この請願は、約200人のバス運行事業者と約50台の二階建てバスが集結し、陸運局が通行リスクのあるルートに指定した「カオパップパー峠(เขาพับผ้า)」の通行を非定期運行の二階建てバスに禁止した決定について、見直しを求めるものでした。

【背景と影響】

この通行禁止措置により、事業者は通常よりも100km以上長いルートを使う必要があり、1日の運行コストが12,000バーツから15,000〜16,000バーツに増加したと主張しています。
その結果、利用客が減少し、一部の事業者は運行を中止する事態に陥っているのだといいます。

【事業者側の主張】

抗議では、公開討論の形で影響と解決策が提示されました。
主な主張は以下の通りです。

・禁止措置の見直しと他の安全対策の検討
・過去10年間、カオパップパー峠で重大事故は発生していない
・現実と合わない規制であり、地域経済に深刻な影響を与える

【地方政府の対応】

アナン副知事は、「バス事業者や観光関連業者の強い反対意見を受け、トラン県としても迅速な解決に向けて関係機関と調整する」と述べました。
ただし、今回の措置は全国規模の通達であり、見直しには時間がかかる可能性があるとも付け加えました。

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