Green Carbon株式会社は、タイ王室支援の教育番組「DLTV13」に出演。タンガス削減などを講演。

2025年8月1日(金)放送 | DLTV13教育番組シリーズ

ネイチャーベースのカーボンクレジット創出・販売事業を展開するGreen Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon(グリーンカーボン))は、タイ王室支援の教育チャンネルDLTV13における特別教育番組シリーズ「Carbon Credits: Rice Farming to Combat Global Warming」(以下、本教育番組)に2025年8月1日(金)に出演します。「稲作におけるタイでの協働とカーボンクレジット政策」をテーマにプレゼンテーションを実施しました。

〇本リリース及び詳細に関する問い合わせはこちら

https://green-carbon.co.jp/contact/

○GreenCarbon株式会社会社概要のダウンロードはこちら

https://green-carbon.co.jp/download-form/

〇視聴方法は以下の通りです。

・タイ国内の全国共通の衛星放送(KU-Band, Channel 186–200)

・一部地上波ケーブルネットワーク

・オンライン配信(DLTV公式YouTubeやウェブサイト)

 

※現在はスマートフォンやPCからもアクセス可能であり、タイ国外からの教育関係者や研究者による視聴も徐々に広がりつつあります。


◆出演・講演の背景

Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んでおり、森林保全、水田、マングローブ植林、牛のゲップ削減、バイオ炭プロジェクトなど幅広い分野でのプロジェクトを展開しています。各地域の自然資源の特性に適したカーボンクレジット創出プロジェクトの開発を行うとともに、衛星データを活用した適地選定とモニタリングにより、効率的かつ透明性の高いプロジェクト運営を実現しています。

特にタイでのAWD(間断灌漑)*¹技術やバイオチャーを活用したカーボンクレジット事業に注力しています。タイでは農業がGDPの主要産業であると同時に、気候変動の影響を大きく受ける地域であり、Green Carbonの技術を導入することで、農業の持続可能性向上とカーボンクレジット市場の活性化が期待されています。

 

また、Green Carbonは、ラジャマンガラ工科大学プラナコン校(以下:RMUTP)が主導するタイ国家経済社会開発委員会(NESDC)の大メコン圏内の大学をグリーン化するプログラム 、「Green Universities in the Greater Mekong Subregion Community: The United Nations Carbon Offset Platform」 において、カーボンクレジットに関するアドバイザーとして連携をしてきました。この繋がりを踏まえて、 タイでの自然由来のカーボンクレジット創出活動を拡大するため、2024年10月にRMUTPとMOUを締結しました。

 

上記背景を受け、タイ政府とRMUTPによる本教育番組に、稲作メタン削減(AWD)プロジェクトや、バイオ炭製造によるクレジット創出などの実績を評価され、民間企業の代表として出演しました。本教育番組は、気候変動に対する農業の貢献を若年層・農家・教育機関に広く伝えることを目的としており、Green Carbonの取り組みと親和性が高いため出演に至りました。

〇海外事業部マネージャー原田の番組出演風景

◆本教育番組での訴求ポイント

1. 稲作と気候変動:課題と機会

・稲作はタイの文化と経済にとって重要な産業である一方、温室効果ガス(メタン)の主要な発生源

・カーボンクレジット制度は、農家が環境にやさしい技術を導入することで報酬を得られる仕組み

2. 民間・行政・地域による協働の必要性

・政府の役割:制度設計(TGOによるMRV基準)、インセンティブ(補助金、減税)、技術支援

・企業の役割:技術導入、クレジット認証支援、サステナブル調達によるESG推進

・地域社会の役割:農協などを通じた知識共有、集団モニタリング、交渉力の強化

3. 地域展開と教育への期待

・小規模農家が参加しやすくするための実証圃場の設置、簡易研修、収入シミュレーション

・地方自治体による登録支援、資材提供、啓発活動(学校や寺院との連携)の重要性

4. 課題と今後の展望

・MRV(測定・報告・検証)にかかるコスト・技術・記録管理の壁

・デジタル化による負担軽減と、地域の声を反映した包括的な普及モデルの構築


◆今後の展望

Green Carbonは、タイにおいてAWD普及を進めると同時に、ゴム産業から出る廃材を用いたバイオ炭プロジェクトや、衛星・IoT技術を活用したMRVシステム(Agreen)の構築を行っています。また、Premium T-VER、JCM track under premium T-VERや国際基準(Puro earth, Verra, Gold Standard)との整合を図り、日本、タイ、海外へのクレジット輸出も見据えた事業拡大を進めています。

 

Green Carbonでは、今回のタイ北部カムペーンペット県におけるプロジェクトの成果を礎に、2025年中に8件のパイロットプロジェクトを新たに開始する予定です。今後は、Phitsanulok、Ayutthaya、Nakhon Ratchasima、をはじめとする農業主要県において、段階的な拡大を進め、150万ha規模を目指します。タイ国内外の投資家・企業・政府機関との協調を通じて、アジア最大級の水田由来脱炭素プロジェクトを組成してまいります。

〇Green Carbonのタイにおけるプロジェクト推進状況

◆DLTV13シリーズ概要

番組情報

放送局:DLTV13(Distance Learning TV, under Royal Patronage)

放送日:2025年8月1日(金)14:00〜15:00

配信:DLTVサテライト+オンラインアーカイブ予定

https://www.dltv.ac.th/DLTV13

 

本教育番組はDLTV13が放送する全8回の特別教育番組の第5回にあたり、以下のような構成で進行されています。

放送日

テーマ

登壇者

7月4日

カーボンクレジットの基礎

Dr. Petchinled

7月11日

稲作での活用事例

Dr. Krittsopon (ZIMMERMANN)

7月18日

水管理と稲作の革新

Dr. Surachart

7月25日

農家へのベネフィット

Dr. Parama (Green Carbon)

8月1日

政策と民間の関与

Ryo Harada(Green  Carbon)

8月8日

制度上の課題

Dr. Suphanantha、農業省代表

8月15日

地域事例と学び

Dr. Thanatchon、地域農業リーダー

8月22日

普及とコミュニティ支援

Dr.Peeranat Yathip 、TGO代表者

 

DLTV(Distance Learning Television)は、1995年にタイ王室(故プミポン国王)の主導により創設された、教育格差解消のための国家主導の遠隔教育放送チャンネルです。現在はHis Majesty King Maha Vajiralongkornの後援のもと、「生涯学習」「職業訓練」「環境教育」を重点テーマに据え、全国に教育コンテンツを届けています。DLTVは現在、15の専門チャンネルを通じて24時間放送されており、そのうちDLTV13は農業や職業教育を扱う専門チャンネルとして、以下のような層に幅広く視聴されています。

 

 

※1:間断灌漑

間断灌漑(AWD)は水田の水位を目安に、数日おきに入水と自然乾燥を繰り返すという手法になります。間断灌漑(AWD)の場合、連続的な入水に比べ、水使用量を削減することができ、水資源の保全にも寄与します。


◆Green Carbon 株式会社 

代表者   :代表取締役 大北 潤 

所在地   :東京都港区赤坂5-2-33IsaI AKASAKA607   

設立    :2019年12月 

事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業

URL    : https://green-carbon.co.jp/

 

 

◆Green Carbon事業紹介

Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しており、その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。

事業展開領域は日本、東南アジアを中心にオーストラリア、南米まで拡大しており、自然由来のカーボンクレジット(水田、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、牛のゲップなど)を創出しています。国内の水田においては、2023年度日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約40,000ha(約80,000t)に拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。 

 

◆Green Carbon株式会社SNSはこちら

Carbon Credits Journal:https://biz-journal.jp/carboncredits/
Linkedin :https://www.linkedin.com/company/green-carbon-inc/
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=61557429326458
X    :https://mobile.x.com/GreenCarbon2019

Wantedly:https://www.wantedly.com/companies/greencarbon2019
Youtube :https://www.youtube.com/channel/UCYO4WnGOHDaVB1ikxheZasA

note   :https://note.com/green_carbon/

 

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