タイ北部国境、カレン軍のドローン爆撃でミャンマー基地を攻撃。タイ側でも爆撃音が鳴り響く近さ。
- 2025/5/23
- タイ北部

5月22日午後5時ごろ、タイ陸軍特別任務部隊「ラーチャマヌー部隊」司令官 ナッタコーン大佐は、ミャンマー国境地帯における戦闘の最新状況について発表しました。
報告によりますと、カレン民族解放軍(KNLA)は、無人航空機(ドローン)による爆撃を繰り返し実施し、ミャンマー軍第8歩兵大隊の「白い仏塔基地」を攻撃しているとのことです。
この基地は、ミャンマー・カレン州ミャワディ県スカリ郡ベーボー村に位置し、タイ側のターク県ポップラ郡から約1kmの距離にあります。
戦闘中の爆音は、タイ領内にもはっきりと響いていたと住民たちは証言しています。
■ タイ軍も警戒態勢を強化
この事態を受けて、タイ陸軍「ナレスワン部隊」は事態を厳重に監視し、国境パトロールの増強、支援火器の配置など、領土侵犯に備えた防衛態勢を整備中だと述べています。
また、タイ側住民の安全確保にも全力を尽くしていると説明しています。