ノンタブリー県のカラオケ店で不法就労者7名を逮捕。売り上げはミャンマー人口座に。

5月20日、タイ入国管理局はノンタブリー県バーンクラソー地区にあるカラオケ店「ノーン・バイファーン」に対し、摘発を実施し、外国人7名を不法就労の容疑で逮捕しました。

この店舗は、SNSなどを通じて外国人客の間で人気を集めていたとされており、細い路地に建つ独立型の建物内でひっそりと営業していました。

情報提供をもとに捜査

タイ入国管理局は、無許可の外国人労働者が雇用されているとの情報提供を受け、覆面捜査官を現地に派遣。
調査の結果、外国人が客と接触するなど実際に業務に従事していたことを確認したとしています。

モバイル送金や外国口座の使用も確認

現場の調査により、店舗の支払いはモバイル送金(QRコード経由)で行われており、送金先の銀行口座はミャンマー国籍の人物名義であることが判明しました。

また、「K」と名乗るタイ人女性が店舗のオーナーであるとされ、不法就労者の雇用および不法滞在者の匿い行為により起訴される見込みです。

外国人の処罰と今後の対応

当局によりますと、労働法違反に対する一般的な処罰は罰金刑が中心ですが、外国人の場合は、滞在許可の取消、ブラックリスト登録、国外退去などの入国管理上の処分が加わる可能性があります。

さらに、今回の調査では外国人名義の銀行口座を用いた営業実態も浮上しており、今後は商取引および金融関連法に基づいた追加の捜査も行われる予定です。

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