巨大ショベルカー投入で捜索強化も依然行方不明。バンコク、オレンジライン崩落事故。

5月19日、バンコクの地下鉄オレンジライン建設現場で作業中の男性労働者が杭打ち用の穴に転落し、土砂崩れに巻き込まれる事故が発生したことはすでにお伝えしました。

同日21時になっても捜索は現在も続いており、依然行方不明のままとなっております。

行方が分からなくなっているのは、タイ東北部・シーサケット県出身のサラウットンさん(33歳)。
事故は、バンコク、ランルアン通り付近で発生。
現場はオレンジライン(バンクンノン~タイ文化センター区間)の建設地でした。

バンコクの地下鉄工事現場で地盤陥没、作業員が深さ19メートルの穴に転落。

捜索の進捗状況

USAR救助隊が、地中資源探査用のレーザー3Dスキャナー機器を使用して、転落したとされる杭打ち穴に投入。
穴の土を重機(ショベルカー)で掘削した上で、地中の状況を確認中。

地盤崩落防止のための大規模対応

・午後6時50分ごろ、当局は重さ52.6トン・全長12.29メートルの大型クレーン車を現場に導入。
・クレーンに装着されたクランプ(つかみ具)で、トラックに積まれたコンクリート杭を一本ずつ慎重に地中に埋設。
・杭は事故が発生した杭穴の四方に設置され、周辺のシートパイル(鋼製土留め板)を補強。
・地盤のさらなる崩壊と近隣建物・電柱への影響を防ぐための緊急措置とされています。

午後9時時点でも作業は継続

依然として行方不明の作業員を見つけるべく、大型バックホーを使って地中に鉄骨を挿入し、地滑りを防ぎつつ捜索を継続しているとのことです。

なぜ警察犬や軍用犬を投入しないのでしょうか。
行方不明者の捜索には、先ず救助犬を投入するのがマニュアルの「マ」の字みたいなものかと思うのですが…。

 

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