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タイ公衆衛生省、ソンクラーン後の新型コロナ感染者が7万人超と発表。致死率インフルより高めに。
- 2025/5/15
- 疾病(Covid-19等)

5月14日、タイ公衆衛生省疾病管理局は、炭疽(たんそ)病、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症に関する記者会見を行いました。
■炭疽病の現状(2025年5月現在)
・4月末からの感染で、ムックダハーン県では累計感染者4名、死亡者1名。
・濃厚接触者636人に感染なし、潜伏期間も過ぎており一応の安心状態。
・肺炭疽は潜伏期間が最大2ヶ月あるため引き続き監視が必要。
・他県で15人の疑い例も全員陰性。
※注意喚起
・死んだ動物の肉の摂取を避け、調理は十分に加熱すること。
・解体作業をする際は、手袋着用の徹底。
・感染の疑いがある場合はすぐ医療機関へ。
■インフルエンザの感染状況(2025年)
・1月1日~5月14日の間に、累計32万8103人が感染、33人死亡。
・主な感染者層は、5歳未満の子ども。
・死亡者は、60歳以上の高齢者および基礎疾患持ちが多い(例:腎疾患、心疾患、結核、知的障害など)。
・死亡率は、0.01%で昨年と同程度。
・流行している型は、A型H1N1、B型、A型H3N2。
・ソンクラーン後はやや増加したものの現在は減少傾向。
※ワクチン接種の推奨対象
・6ヶ月〜2歳の子ども
・65歳以上の高齢者
・重度障害者
・慢性疾患(COPD、喘息、心臓病、脳卒中、糖尿病、がん治療中など)
・妊婦
◆ 新型コロナの感染状況(2025年)
・1月1日~5月14日で感染者累計71,067人、死者19人。
・ソンクラーン前(4月1~10日)には12,505人だったが、その後4~5万人増加。
・死者の84%は60歳以上で基礎疾患持ち、多くが肺炎など呼吸器症状を伴う。
・主なウイルス株はXEC株(重症化しにくいが感染力が強い)。
・致死率は0.03%とインフルエンザより高め。
当局は、マスク着用などの感染対策の徹底を呼び掛けています。