新学期スタート!タイ北部で橋損傷で修理遅滞、学生らは木のはしごを使って通学。

タイの学校は、本日から新学期。
しかし、おり悪く通学時間に雨が降ってしまい、意気揚々と登校するバンコクの学生たちは困難に遭遇しました。

それでもバンコクはまだいい方です。
地方の子たちは、もっと困難に立ち向かっていかなければなりませんでした。

5月13日、タイ北部メーホーンソーン県メータル村では、新学期の初日を迎えた小中学生たちが、大変な困難の中で登校している様子が報道されていました。

メータル村の橋の橋脚部分が損傷し修理が完了していないにも関わららず、正式な迂回路が設けられていません。
そのため、子どもたちは仮設の木のはしごを登って橋を渡らなければならず、危険と隣り合わせの状態で、通学する必要に迫られています。

安全な通学を求めて

橋の修理工事については4月30日、村に「橋の解体と1ヶ月程度の工期予定」という内容の通知がありましたが、突発的な対応だったこともあり、地元住民への配慮が十分とは言えませんでした。

生徒たちは、メータル村からメーサリアン郡やソップムーイ郡の学校へ通う必要があり、学校の送迎バスが橋の上で待機する中、保護者や地域住民が協力して木のはしごを設置し急場をしのいでいます。
生徒だけでなく、通勤や通学の大人たちもこの仮設ルートを利用している状況です。

地元住民は、「安全な仮設通路の設置」を強く求めており、関係機関に対して早急な対応を呼びかけています。
行政は住民に、他のルート(例:メーカトワン村経由、フアイポー村経由)を利用するよう案内していますが、いずれも6km以上の遠回りとなり、地盤沈下などもあるため、安全性に欠けるとされています。

修復工事の予定

現在修復中のメータル橋は、自然災害に起因する復旧事業の一環であり、国道4号線のプロジェクトとして進行中です。
完了予定は、2025年7月3日とされています。

なお、ソップムーイ郡の行政当局は、現地の実態確認のため、近日中に調査に入る予定とのことです。

いつも思うのですが、なぜ雨の時期に道路工事をするのでしょうか。
乾季にやればいいものを…。
暑いから誰もやりたがらないのかな?

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