アユタヤの中国人秘密工場を摘発。有害電子廃棄物と自動車部品256トンを不法保管。

5月11日、タイ国家自然資源・環境警察の指揮のもと、アユタヤ県バンパインにある中国企業を調査しました。

この調査は、同月初めに逮捕された48歳のサラウット容疑者が、許可なく有害物質(第3種)を所持していたことが発端となりました。
押収されたのは、電子機器の部品やバッテリー、水銀を含む有害電子廃棄物です。

その後の捜査で、これらの廃棄物がバンパインにある企業から供給されていたことが判明し、関係当局が現地に踏み込みました。

調査結果の概要

・該当企業は「非有害廃棄物の選別業務」を行っていると届け出ていたが、実態は巨大倉庫に近い構造で、大型機械が多数設置されていた。

・敷地内では、電子廃棄物・自動車部品・汚染されたオイル缶などが山のように積まれ、その総重量は256トンを超えていた。

・立ち会ったのは、中国籍のスティーブン氏(企業の取締役)。

現在、これらの廃棄物は証拠品としてバンパイン警察署に差し押さえられ、企業に対して環境法・産業規制違反の可能性について調査が進められています。

こんな状況を、誰かの逮捕がなければ発覚しないなど、普段は全く査察や監査は行われていないという証拠ですね。

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