市場価格の10倍?! タイ東北地方に設置のフィットネス機器。その正当性を当局が必至に説明!

今回も「汚職大国タイランド」の地位は守られました。

5月6日、タイ東北地方ウドンタニーの副市長代行であるパイトゥーン氏が、SNSなどで話題となっている「屋外用ステンレス製フィットネスマシン33セット、総額3,206万バーツ購入」に関して説明を行いました。

SNSでは「市民の税金を無駄に使っている」と批判の声が上がっていました。

パイトゥーン氏によりますと、2024年に市内105の地域で運動器具のニーズを調査し、その結果、30地域が適切な設置場所を確保できると判断され、予算案が市議会で承認されたとのことです。
調達は正規のプロセスに則り、入札には3社が参加し、最終的に「S. Singyu Sport Co., Ltd」が契約を獲得しました。

現在、器具は30地域で設置中で、まだ正式な引き渡しは行われていません。

ステンレス製の器具は耐久性が高く、10年以上の使用が見込まれるとのこと。小型セット(8機種)26組で1セットあたり67万3,500バーツ(総額1,751万1,000バーツ)、大型ペアセット(16機種)7組で1セットあたり207万9,000バーツ(総額1,455万3,000バーツ)と説明されました。

「機械的に複雑ではないのになぜ高価なのか」との記者の質問に対し、同氏は「価格調査や住民へのヒアリングを経て決定されたものであり、妥当である」と回答しています。

以前(というか現在進行形)もバンコクで同様に、ステンレス製のフィットネス機器が何故このように高額なのか?ということについて、疑惑が上っていました。
長く使えるかどうかではなく、市場価格の10倍近くするのはなぜか?という点について、回答して欲しいものです。

3000万バーツのジム機器購入問題で批判勃発。自治体長は「証拠を出せ、訴える!」。市場価格を調べると…。

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