タイ観光業に陰り。中国・ロシア観光客がベトナムへ流出。ベトナムの方がアツいのバレちゃった?!価格と安全面で明暗

タイ政府がもたもたしている間に、タイよりもベトナムの方がアツい!というのが、バレちゃったみたいです。

5月5日、チョンブリー観光連盟会長によりますち、近年タイ観光業は厳しい状況が続いており、とくに中国人観光客の減少が大きな打撃となっていると主張しています。

パタヤも打撃、観光客の減少が深刻

観光客の多くはまずバンコクに到着し、そこからパタヤや周辺都市へ移動するのが一般的な流れですが、中国人観光客の数が半分近くに減少しており、特に団体ツアーだけでなく個人旅行客も激減しています。

その背景には、タイ政府の対応の遅さや、ネガティブニュースへの対処不足があると指摘されています。

中国・ロシア観光客はベトナム・エジプトへ

中国やロシアの観光客は現在、ベトナムやエジプトなど他国を選ぶ傾向が強まっており、ベトナムには航空便も増便されています。
これはタイ観光にとって非常によくない兆候だと言えます。

安全性への不信感と価格競争力の低下

特にタイでは、中国人観光客が巻き込まれた銃乱射事件や、中国人俳優がタイ国境で詐欺グループに拉致された事件など、安全性への疑念が高まる出来事が続いており、中国のインフルエンサーからも非難が相次いでいます。
さらに地震も発生し、タイ政府の対応不足も相まって観光への信頼がさらに低下しています。

また、価格面でもタイは競争力を失いつつあります。

・ベトナムの方が労働コストが安い
・宿泊+24時間食事サービス付きのホテル料金もタイより安価
・自然観光地だけでなく、人工の観光施設(テーマパークなど)も整備されており、観光の幅が広い

中国人観光客数:ベトナムはタイの2倍

2025年3月の統計によれば、中国からベトナムへの観光客数は約70万人に達し、タイの約30万人を大きく上回りました。

なお、日本も経済の影響から中国人観光客の誘致に力を入れており、最近の円安も追い風となっています。

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