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ナコンパトムの巨大ディスコ「Radzone」に強制捜査。未成年・薬物・銃器が横行。地元有力者関与の噂も。
- 2025/6/1
- 事件(タイローカル)

タイ内務省の特別任務部隊が、「ダブサー・カムペーンセーン」作戦として、ナコンパトム県カムペーンセーン郡の有名大学前にある無許可営業の娯楽施設「Radzone」を強制捜査しました。
この施設では、未成年(20歳未満)の出入りを許可しており、うち1人は17歳で尿検査の結果は薬物反応もでています。
また、弾薬入りの拳銃、違法薬物(エクスタシーやケタミン)も多数見つかっています。
ナコンパトム県知事は、この施設を5年間の営業停止とするよう命じました。
摘発の背景
この摘発は、有名大学の学生の保護者からの通報を受けて実施されました。
店が未成年の入店を許し、薬物使用も黙認しており、地元の有力者が関与しているとの噂もありました。
これを受け、内務省は秘密捜査を行い、施設ではIDチェックもなく、若者が頻繁に出入りしていることを確認したため、5月31日深夜から摘発を実施しました。
摘発当時、店内にいた120人以上の客が逃げ出そうと大混乱に陥ったと言います。
違反内容と処罰
「Radzone」の経営者には、以下の容疑がかけられています。
・無許可営業
・20歳未満の者を店内に入店
・未成年に酒類を販売
・入店時に身分証の確認を怠った
・法律で定められた営業時間を超過
・アルコール飲料の宣伝行為
・未成年を不適切な行動に誘導
また、武器に関しては以下の重罪3点で告発されました。
・無許可での銃器所持
・無許可での弾薬所持
・許可なく公共の場で銃器を携帯
加えて、この行為は国家平和秩序評議会(NCPO)命令22/2558にも違反しており、県知事は施設の5年間閉鎖を命じる方針とのことです。(検討中)
内務省の声明
同省は、今回の「ダブサー・カンペーンセーン」作戦は社会秩序の回復を目的としたものであり、アヌティン副首相の方針に基づき、健全な社会構築に向けて今後も取り締まりを強化すると述べています。
これだけのことをしても、5年間の営業停止処分でまた復活できるのですから、(なんならしれーっと早めに復活も)犯罪がなくならないわけです。
あと地元の有力者を摘発しないのは、なんでだろう?