チャアム沖に墜落した飛行機は、タイ国家警察所属のものだった！警察官５名死亡、１名負傷。

今朝方、チャアム沖で発生した、飛行事故の続報です。

４月25日午前８時ごろ、タイ国家警察庁の報道官は、プラチュアップキーリーカン県フアヒンでのパラシュート訓練に向けた飛行テスト中、警察所属の航空機が墜落したと発表しました。
墜落場所は、ペッチャブリー県チャアムの海上で、悲劇的な結果となりました。

◆ 機体は整備後の試験飛行中だった

事故当時、この航空機は整備・修理後の試験飛行（チェックフライト）を実施しておりましたが、滑走路から離陸後、機体のバランスを失って操縦困難な状態に陥りました。
パイロットは状況の改善を試みましたが、最終的に海上へと墜落してしまったとのことです。

◆ 搭乗していた警察官６名のうち、５名が死亡

事故機に搭乗していたのは、以下の６名の警察官でした。（階級順）

・プラターン・キアオカム警察大佐（パイロット）：死亡

・パーンテープ・マニワチランクーン警察中佐（パイロット）：死亡

・チャトゥロン・ワッタナプライサーン警察大尉（副操縦士）：負傷、フアヒン病院へ搬送

・タナワット・メークプラセートスック警察少尉（航空エンジニア）：死亡

・プラワット・ポンホンサー警察曹長（整備士）：死亡

・ジラワット・マークサーカー警察巡査（整備士）：死亡

◆ 機体の詳細と今後の調査

事故機は「Twin Otter（ツインオッター）」型機（機体番号：36964）で、国家警察庁に所属していました。

現在、事故原因の調査が進められており、機体の残骸、ブラックボックス、技術的証拠を収集して関係機関と連携し、徹底的な調査が行われる予定です。

◆ 警察長官が追悼と遺族支援を指示

キッティラット国家警察庁長官は、遺族への支援と名誉ある追悼式の実施を指示し、今後同様の事故が起きないよう原因究明と再発防止策の徹底を命じました。

国家警察庁は、命を懸けて任務にあたった職員たちに深い哀悼の意を表しています。

チャアム沖に墜落した飛行機は、タイ国家警察所属のものだった！ 警察官５名死亡、１名負傷。