タイ内閣が正式承認「暁の寺」ワット・アルン、ユネスコ世界遺産登録に向けた第一歩。

タイ内閣は、「ワット・アルン・ラーチャワラーラーム(暁の寺)の仏塔:ラッタナコーシンの象徴」をユネスコ世界遺産暫定リストに登録申請する提案を承認しました。

提出書類は、月末までにフランス・パリの世界遺産センターに送付される予定です。

ワット・アルンのプラ・プラーン(大仏塔)は、最も特徴的な仏教様式の塔建築を表しており、タイおよびアジア地域の独自の文化的アイデンティティとみなされています。

文化大臣のスダワン氏は、「ワット・アルンの仏塔は、ユネスコ世界遺産の基準1および2を満たしている」と述べています。
これは、アユタヤ時代の塔建築に影響を受けながらも、ラッタナコーシン時代に独自に発展した建築芸術の傑作であるためです。

スダワン大臣はさらに、「次のステップは、4月中にタイ代表として世界遺産センターに暫定リスト登録を正式に申請することです。その後、6月から7月にかけて開かれる世界遺産委員会の通常会議で審議・承認される可能性があります」と説明しました。

ちなみに2025年3月28日の地震後、ワット・アルンのプラ・プラーンには被害はなかったことが確認されています。

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