バンコク過去100年で一番の強震。ビル崩壊で3名の死亡が確認。81人が未だ倒壊した建物内に。

3月28日、この日発生した地震により、バンコクのチャトチャック地区で建設中のビルが崩壊した件について、プムタム副首相兼国防大臣は、現場を訪れた後、次のように語りました。
「バンコク全域で揺れを感じた地震が発生しました。報告によると、今回の地震は過去100年間においてバンコクで起こったことがない強い揺れであり、アフターショックの可能性もあり、注意深く監視しなければならないという状況です。首相は現在帰国中で、作業指揮所を開設する予定です。」

プムタム副首相は、関係機関に以下のように指示しました。
・教育省には全国の学校を閉鎖するよう指示。幸いにも明日は土曜日。
・公衆衛生省には緊急患者を受け入れるための指揮所を設置し、病院の被害状況を確認するよう指示。
・内務省には各府県知事に、地域での監視とリスクのある地点について市民に周知するための指揮所を設置するよう指示。

「病院、学校、寺院などの建物に亀裂や不安定な部分がないか調査を行ってください。
バンコクは特に懸念されています。地盤が泥であるため、地震による影響を受けやすいのです。
調査の結果、複数の場所で建物が崩壊や亀裂が見つかりました。
特に大きな被害があったのは、バンクンティアン地区の3階建ての古い建物と、チャトチャック地区の建物です。」と同氏は述べています。

続けて、崩壊したビルは、監査機関のオフィスビルで高さ34階のビルで、複数の下請け業者が被害にあっています。
現在、建物内に取り残されている人々の捜索が続けられており、現在の報告では3人が死亡、81人が取り残されているとされていますが、国籍はまだ確認されていないとのことです。

ちなみにこの工事は、悪名高い「イタリアン=タイ デベロップメント」と中国企業との合弁事業だったようです。

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