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金田容疑者をフアヒンで逮捕。部屋からは臓器売買のリストも。スクンビット暴力事件にも関係。
- 2025/3/25
- 事件(タイローカル)

タイで犯罪組織と関係のある日本人の男が、暴力や詐欺の経歴を持ち、さらに人身売買への関与の可能性があるとして逮捕されました。
この男は、日本とタイの両国で逮捕状が出されていました。
フアヒンの自宅で逮捕された日本人容疑者
タイ移民警察は3月23日、タイ南部プラチュワップキーリーカン県フアヒンの自宅で、日本人の金田容疑者(42歳)を逮捕しました。
金田容疑者は、タイに登録された日本企業の書類や情報を利用して、タイ人や日本人を欺き、カンナビス(大麻)関連事業やその他の投資話に勧誘し、詐欺を行った疑いが持たれています。
その被害総額は約1,000万バーツ(約4400万円)に上るとされています。
暴力事件や人身売買の疑いも
3月24日、警察が金田容疑者の自宅のコンピューターを調査した際、被害者の耳にナイフでケガを負わせる様子を映した映像が発見されました。
さらに、タイの日本大使館との協力調査により、容疑者は2017年から日本当局に指名手配されていたことが判明しました。
彼は過去にバンコクのスクンビット・ソイ49で日本人男性を暴行し、下顎の骨折や第二臼歯の骨折などの重傷を負わせた事件の容疑者である疑いがかけられています。
被害者はその後日本に帰国し、告訴を行ったため、日本当局からも新たに逮捕状が出されました。
身代金要求や臓器売買の疑いも浮上
金田容疑者は、2024年9月19日にドンムアン空港を経由してタイに入国していました。
警察の調査では、身代金要求に関連する映像や、殺害予告の会話が記録されたデータも発見されています。
また、臓器売買の価格リストが記載された証拠も見つかっており、人身売買の一環として臓器売買を行っていた可能性も浮上しています。
金田容疑者は自身が逮捕状に記載された人物であることを認め、警察に移送され、さらなる法的手続きが進められています。