プーケット警察、ロシア人観光客が両替試みた不審な米ドル紙幣を押収。銀行でも真贋の判別不能。

プーケット警察は、米ドル紙幣を押収して鑑定を進めており、在タイ米国大使館の関係者、特に米国シークレットサービスと連携し、ロシア人女性観光客がタイバーツへの両替を試みた紙幣の真贋を確認しています。

この事件は、3月24日にウィチット地区にある両替所の従業員サオワラックさんが、不審な米ドル紙幣について警察に通報したことから始まりました。
紙幣を持ち込んだのは、53歳のロシア人女性ルスパシュコワ氏で、タイバーツに両替しようとしていました。

問題の紙幣は、2017年発行の50ドル紙幣34枚、2009年発行の50ドル紙幣が1枚、2013年発行の50ドル紙幣が3枚含まれていた。

ウィチット警察は、3月24日にこれらの米ドル紙幣を押収し、さらなる調査のため在タイ米国大使館と連携を進めています。

サオワラックさんによると、このロシア人観光客は3月22日にも50ドル紙幣を6枚両替し、約9,750バーツを受け取っていたと話します。
しかし、閉店後に他の両替所で同じ紙幣を両替しようとしたところ、偽札の可能性があるとして取引を拒否されました。
これを受け、警察に通報したという流れです。

その後、警察は、ロシア人女性が両替しようとした紙幣を押収し、さらに彼女の宿泊施設から他の米ドル紙幣をも押収しています。

肝心の紙幣ですが、自動紙幣計数機を使用して確認をしたところ、紙幣によって判定が異なり、一部は機械を通過し、一部は拒否されたため、本物か偽物かを確定することができなかったと言います。

繰り返しの検査でも同様の結果となったため、銀行の担当者は正式な鑑定証明書を発行できないとし、紙幣の真贋を確認するには本社への送付が必要だと述べています。

さらに銀行関係者によると、2017年発行の米ドル紙幣は問題が多発しているため、現在は受け付けていないとのこと。
警察は引き続き、すべての紙幣を保管し、さらなる調査を進めています。

米ドル紙幣は、世界一偽札が出回っているお札とも言われ、昔のドル紙幣は偽造が簡単だったという背景もあるようです。

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