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【タイ経済低迷】外食産業が直面する危機。新規レストランの60%が1年以内に閉店。
- 2025/3/9
- タイローカルニュース

タイ経済が低迷する中、タイの外食産業は厳しい状況に直面しており、新規開業したレストランの60%が1年以内に閉店していると言われています。
コストの上昇、価格の据え置き、大手チェーンや中国系投資家との激しい競争により、多くの中小規模の飲食店が廃業を余儀なくされています。
専門家は、生き残るためにはレストランが変化に適応する必要があると警告します。
現代の消費者は、立地ではなく独自の食体験を求めて飲食店を選ぶ傾向が強く、経営を維持するためには、シンプルながらも強い個性を持つメニューを提供し、料理の価値を高めることが重要となっています。
LINE MANの調査によりますと、昨年は新規レストランの50%が1年以内に閉店しましたが、2024年にはこの数字が60%に上昇しています。
レストラン経営を圧迫する「3つのコスト」
最大の課題は、急騰する経営コストだ。
・家賃:15~20%
・原材料費:35%
・人件費:15~20%
さらに、フードデリバリープラットフォームを利用場合、手数料として売上の30%を支払う必要があり、開業直後から赤字に陥る店舗も多いと言われています。
追い打ちをかけるように、消費者の購買力が弱いため、価格を引き上げることが困難な状況が続いています。
激化する競争と今後の展望
中小規模のレストラン経営者は、このような経済的なプレッシャーに加え、大手チェーンの商業施設外への進出、さらには市場を席巻すると予測される中国系企業の参入にも直面しています。
競争の激しい飲食業界で生き残るためには、さらなる他店との差別化が求められているでしょう。