タイ運輸省、ラノーン港の施設・サービスを改善へ。ミャンマー治安悪化による輸出入量200%増?!
- 2025/3/9
- タイ南部

タイ運輸省は、ラノーン港における施設とサービスの改善を計画しています。
この計画は、南部経済回廊(SEC) の推進や、タイの物流を国際基準に引き上げるという政府の方針に沿ったものであると、運輸副大臣は述べています。
2024年1月以降、ラノーン港を経由する輸出入活動は200%増加しています。
これは、ミャンマーのミャワディ郡やタチレク郡における治安の悪化や、コールセンター詐欺組織の影響により、企業がターク県メーソート国境検問所やチェンライ県メーサイ国境検問所の利用を避け、ラノーン港を選択する動きが加速したためであると伝えられています。
さらに、タイ港湾公社(PAT)の管轄下にあるラノーン港には、コンテナヤードの拡張や施設の近代化などの指示が出されており、輸送サービスの強化により、さらなる貨物増加に対応できるよう進められています。
タイ港湾公社によりますと、ラノーン港の輸出入量は2024年1月以降増加傾向にあり、特に家畜飼料用トウモロコシの輸入やセメントの輸出が顕著に伸びていると伝えられています。
「ラノーン港は、アンダマン海沿岸の海運拠点として発展する可能性を持つ」と同公社は主張しています。