【タイ】ラヂオのチカラ?! 日本人観光客「アヤカ」さんの忘れ物、タクシー運転手が無事お届け!

3月6日、バンコクのタクシー運転手が、乗客が置き忘れた約15万バーツ相当の現金を発見し、FM91ラジオ局と連携して日本人観光客へ返還することに成功しました。
この心温まる出来事に、多くの人々が称賛の声を送っています。

経緯

3月2日午後8時35分頃、63歳のタクシー運転手チュム・カムウィアンサーさん(プレー県出身)が、FM91ラジオ局を訪れ、乗客の忘れ物を届け出ました。

午後3時30分頃、チュムさんはワットアルン(暁の寺)で外国人女性の乗客を乗せ、パーンスック通りで降ろしました。
その後、次の乗客が乗車した際、後部座席にバッグが置き忘れられているのを発見します。
「これは前の乗客のものでは?」と聞かれ、外国人観光客の忘れ物であることを確信したといいます。

心配になったチュムさんは、そのままFM91ラジオ局へ向かい、バッグの持ち主を探すために届け出ました。

・バッグは黒のハンドバッグで、中には以下の貴重品が入っていました。
・赤い財布と白い小さな財布
・身分証明書(AYAKAという名前)
・小切手
・現金(米ドル、日本円、韓国ウォン、ベトナムドンを含む)

総額、約154,413バーツ。

FM91のスタッフはすぐに持ち主を探し、バッグの中の書類をもとに、バンコク市内中心部のホテルに宿泊していた日本人観光客であることを特定ました。
しかし、持ち主はすでに日本へ帰国済みだったため、ホテルと連携して代理人が受け取る形を取りました。

タクシー運転手の言葉

チュムさんは、最初はバッグの中身にこれほどの大金が入っているとは思っていなかったという。

「FM91に届けたとき、中に15万バーツ以上も入っていると知って驚きました。持ち主がこのお金がなくて食事ができないのではと心配になり、とても気の毒に思いました。どんなことがあっても持ち主に返さなければならないと強く思い、FM91に届けました。FM91なら必ず持ち主を見つけてくれると信じていました。」

日本人観光客の感謝の言葉

バッグの持ち主である日本人観光客の「アヤカ」さんは、代理人を通じて以下のようにコメントを発表しています。

「バッグをなくしたと知ったときは、とてもショックでした。でも、タクシー運転手の方が見つけてくれて本当に感動しました。大切に保管し、返してくださって心から感謝しています。来月またタイを訪れる予定です。」

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