タイのお茶1杯に数十億個のマイクロプラスチック!? もう外では何も食べれない?!

最新の研究結果によりますと、タイで人気のある飲み物の多くに、高濃度のマイクロプラスチックが含まれている可能性があることが明らかになりました。
特に、多くの人が毎日飲んでいるティーバッグ(茶葉入り袋)は、大量のマイクロプラスチックを放出するリスクがあると指摘されています。

マイクロプラスチックとは?

最近よく取りざたされておりますマイクロプラスチックとは、非常に微細なプラスチック粒子のことで、食品包装や容器、飲料、まな板、空気などを通じて日常生活に入り込んでいます。
これらの粒子は体内に取り込まれる可能性があるため、健康への影響が懸念されています。

2024年3月に発表された研究では、首の動脈にマイクロプラスチックが蓄積している人は、心臓発作や脳卒中、死亡のリスクが2倍に上昇することが明らかになりました。

ティーバッグ1つで数十億個のマイクロプラスチックが放出される!?

スペインの大学の研究によると、ティーバッグ1袋から数十億個のマイクロプラスチックが放出される可能性があることが判明しました。
さらに、これらの粒子の大半は腸内の粘膜細胞に吸収され、一部は細胞の遺伝子を持つ核内にまで到達する可能性があると指摘されています。

マイクロプラスチックの発生原因

一般的なティーバッグは食品グレードのナイロンやポリエチレンテレフタレート(PET)で作られており、高温のお湯に浸すとマイクロプラスチックが溶け出す可能性があると言われています。

これまでの研究では、マイクロプラスチックががん、心疾患、腎臓病、アルツハイマー病、不妊症などと関連がある可能性が示唆されています。

マイクロプラスチックを減らすための対策

バルセロナ大学のアルバ・ガルシア=ロドリゲス博士は、ティーバッグの代わりに茶こしを使うことを推奨しています。

・最も安全な方法:茶葉を直接ティーポットで淹れ、フィルターで濾して飲む。
・もう1つの選択肢:信頼できるブランドのティーバッグを選ぶことで、健康リスクを低減できる可能性がある。

タイに信頼できるブランドがあるのかどうか問題が前提としてありますが、これだともう、外では何も食べれないですね。

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