タイ工業局、中国人倉庫で大量の違法化学物質を発見! ~アユタヤ県。

連日、伝えきれないほど、タイのメディアでは中国人による犯罪が1日なん件も報じられています。

2月24日、タイ工業局は、関連機関と連携し、アユタヤ県ウタイ郡カーンハーム地区の倉庫を緊急調査しました。
これは、同倉庫内に違法に危険な化学物質が保管されているという住民からの通報を受けたためでした。

調査の結果、中国人によって経営されている約 50㎡ のこの倉庫が、2024年11月1日から2025年10月31日までの1年間の賃貸契約 で運営されていたことが判明しました。

倉庫内では、様々な化学物質がパッケージに詰められ、地元企業の商品としてラベルが貼られていました。
さらに、化学物質を洗浄した痕跡 も見つかっています。

特に、pH測定の結果、pH1(強酸性) を示す物質があり、タイ工業省の規定に基づく「第3類危険物質」に該当する可能性 があると伝えられています。

倉庫内で発見された危険化学物質 

・塩酸(Hydrochloric acid) – 25L容器×104個

・チオ尿素(Thiourea) – 25kg袋×19袋

・水酸化ナトリウム(Sodium hydroxide) – 25L容器×3個

・硫酸(Sulfuric acid) – 25L容器×22個

・塩酸(Hydrochloric acid) – 1,000L IBCタンク×4個(濃度不明)

・硫酸(Sulfuric acid) – 1,000L IBCタンク×3個

・クエン酸一水和物(Citric acid monohydrate) – 25kg袋×16袋

・ラベルなしの液体が入った25L容器×117個

さらに、倉庫には危険物の保管許可証がなかったため、当局はすべての化学物質を押収し、警察が証拠物質として分析を進めています。

法的措置と刑罰 

・違反内容:危険物取扱法(1992年)第23条違反

・罰則:最大2年の懲役または20万バーツ(約80万円)の罰金、またはその両方

また、その他の関連法違反についても捜査が進められています。

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