タクシン元首相、タイ南部訪問でタクバイ事件の時効成立を謝罪。同日、空港などで爆弾爆発。

タクシン・チナワットは、タクバイ事件の時効成立と加害者の責任追及が果たせなかったことについて謝罪し、「皆で共に問題を解決すべきだ」と述べました。

彼は、タイ南部ナラティワート県のサパンウィッタヤー校を訪問中にこの発言を行いました。
今回のパッタニー、ヤラー、ナラティワート訪問は、表向きはASEAN議長の顧問として和平協議を行うことを目的としていると主張しています。

 

タクバイ事件とは

タクバイ事件とは、2001年から2006年までタクシンが首相を務めた際の2004年10月25日、ナラティワート県で発生したジェノサイドです。
この事件では、タイ政府とマレー系イスラム分離主義勢力との南部紛争により、タイ南部のマレー系イスラム教徒85人が死亡しています。

この事件の時効が、タイ貢献党政現政権の2024年10月25日に成立し、加害者の責任が一切問われることなく幕を閉じました。
捜査を求める声に、当局は逮捕を試みますが、情報を前もって知っていたかのように、その日だけ政府役人の容疑者たちは行方をくらまし、時効成立後、素知らぬ顔で何一つ罰せられることなく公務に戻っています。

このような茶番行為から、国連の人権委員会からも異例とも言える抗議の声が上がりました。(政府はガン無視)

国連がタイ政府許すまじと抗議! 誰も裁かれないタクバイ虐殺事件。国際法は拷問や虐待に時効を禁止。

和平への取り組みを継続

このような経緯があるにもかかわらずタクシンは、ナラティワート県スンガイ・パディ地区の寺院で地元住民と会談し、南部三県での紛争解決に向けた取り組みを続けることを誓いました。

「すべての宗教は、人々に平和と寛容を教えている」と述べ、仏教徒とイスラム教徒が一堂に会することは、和平と経済発展の良いスタートになると語りました。

犯した罪に対し罰を受け、贖罪することも教えていますよ。
訪問場所は、ご自身のイエスマンで固めていたのかもしれませんが、同日ナラティワートの空港や軍事基地では、爆発物が爆発し手厚い歓迎を受けていましたね。

この事件があるので、チェンマイが洪水になった際、タイ首相はすぐに現地に飛んだのに、その後南部が洪水になった際は行かなかったのですね。

【世論調査】国連も非難! タクバイ事件の時効成立で、タイ貢献党への不信感爆増。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る