タイ麻薬王「ベンツ・ターサーイ」逮捕。数々の前科があるも、なぜシャバで生活できた?

2月1日、タイ警察の複数の部隊が連携し、麻薬密売組織の大物「ベンツ・ターサーイ」ことタナワット・ドゥカム容疑者 を逮捕しました。

チョンブリー県クローンタムル地区の住宅に潜伏しているとの情報を得た警察は、捜索令を取得し、警察特殊部隊とともに逮捕に向かいました。

摘発の経緯

バンコク警察署第5管区(BKK5)による麻薬捜査の過程で、タナワット容疑者が麻薬の製造・販売に関与していることが判明しました。
容疑者には、過去に逮捕歴があり、逃亡中でもあったため、証拠を収集し捜査を行っていました。

押収品

家宅捜索の結果、以下の証拠を押収しました。

・短銃4丁、ショットガン1丁、タイ製ライフルの部品4点
・各種弾薬およびマガジン
・ハッピーウォーター(合成麻薬)の製造材料および小分け用パッケージ
・大量のヤーバー(覚醒剤)とアイス(メタンフェタミン)
・麻薬販売による現金および資産

過去の犯罪歴と逮捕状

調査の結果、タナワット容疑者は以下の犯罪歴(前科)を持っていたことが判明しました。

2024年:バンコクのチョクチャイ警察管轄区域で麻薬の製造・販売容疑 で逮捕歴あり
2024年:スティサーン警察管轄区域で強盗事件に関与し逮捕歴あり
2020年:ミンブリー刑事裁判所の逮捕状(保釈中に逃亡)に基づく指名手配
さらに麻薬所持・バイク運転時の薬物使用の疑い

今後の対応

警察は、タナワット容疑者と押収物をチョンブリー県ムアン警察署へ移送し、資産没収手続きを実施する予定とのことです。

これだけ前科があるにもかかわらず、シャバで生活できていたのは何故なのでしょうか。
同年に2回も逮捕されているということは、刑務所にいっていないということでしょうか。

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