タイの高級ホテル、宿泊料金高騰! 前年比5.3%増。観光業回復で稼働率も上昇。
- 2025/2/1
- ホテル情報
タイの高級ホテルの平均宿泊料金(ADR:Average Daily Rate)は、2024年に前年比5.3%上昇し、2019年比では42.7%の増加を記録しました。
これは、世界的なホテル業界調査会社STRの最新レポートによるものです。
ロンドン(34%増)やシンガポール(37%増)を上回る成長を遂げたと、STRのアジア太平洋担当副社長イェスパー氏は述べています。
ロンドン(604米ドル)やシンガポール(427米ドル)の高級ホテルADRは、バンコク(200米ドル)の3倍、2倍の価格設定となっていますが、タイの高級ホテル市場は競争力のある価格を維持しながらも成長の余地が大きいと指摘しています。
タイ主要観光都市でのホテル稼働率と宿泊料金の推移
2024年、タイの主要観光都市7カ所で稼働率が安定的に成長しています。
中でもチェンマイが、前年比15.1%増と最大の伸びを示しています。
以下、クラビ(13.2%)、サムイ(11.9%)、ホアヒン(7.7%)、バンコク(6.5%)、パタヤ(4.7%)、プーケット(4.4%) と続きます。
平均宿泊料金(ADR)の上昇率(前年比)は、以下の通りです。
サムイ(9.2%)
プーケット(7.8%)
バンコク(7.4%)
パタヤ(6.3%)
クラビ(5.1%)
チェンマイ(3%)
一方で、ホアヒンのみ1.3%減少しています。