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【タイ】1月の外国人観光客のホテルキャンセル数12,428室に。続出する中国人拉致事件と韓国機事故の影響か?!
- 2025/1/21
- タイローカルニュース
1月20日、タイ国政府観光庁(TAT)のタパニー総裁は、中国人観光客に対するビザ免除措置を廃止する提案には同意しないと表明しました。
しかし観光業界からは、宿泊期間を現行の60日から10~15日に短縮する提案が出されています。
これは中国人観光客の平均滞在日数である、7~10日に基づいています。
2025年の中国人観光客の目標は800万人で、昨年の673万人からの増加を見込んでいます。
一方、観光スポーツ大臣の政策目標は、880万~900万人としています。
タイホテル協会のティアンプラシット会長によりますと、中国の俳優「シンシン」が、タイを経由し隣国へ拉致された事件は、外国人観光客の信頼に影響を与え、その後12,428室分の宿泊キャンセルが発生していると説明しています。
内訳は、中国人観光客が4,572室、その他の外国人観光客が7,856室です。
最もキャンセルが多かったのはバンコクで、次いでノンタブリー、チェンライ、チョンブリー、チェンマイ、プーケット、クラビ、スラータニー、ターク、ナコンラチャシーマーの順となっています。
政府は、国境を通じて潜入する犯罪組織や、航空便を利用して入国する犯罪者への対策を強化し、安全を確保する必要があります。
事件発生後にだけ対応するのではなく、継続的な対応が求められています。
特に、中国人観光客の安全に対する意識は高く、ネガティブな報道がオンラインで広がると、観光業に深刻な影響を及ぼす可能性があると地元メディアは伝えています。
確かに安全面を確保する努力は、この国では全く足りていませんので必要かと思います。
ただホテル協会の数字の見せ方は、少し大げさのようです。
キャンセルの出た12,428室中、7,856室が中国人以外の外国人観光客であり、これは先日バンコク発の航空機が韓国のムアン空港で事故を起こした件も影響が出ていると言われています。
この飛行機事故では、生存者2名、死亡者179名という大惨事となっており、タイでの2024年国別観光客数で4位に入っている韓国人からのキャンセルが拍車をかけていると言われています。