タイ南部、時速207キロで運転のBMWが母子3名を轢き殺す。容疑者は逃亡、裁判所に出頭せず。

時速207キロでBMWを運転し、母子3名が乗るオートバイに衝突し死亡させた事件について、新たな進展がありました。

事件後、運転手は猫を探していると主張し、その場から逃走し、7時間後に出頭しましたが、社会的な批判からは逃れられませんでした。
しかも調停のための複数回の呼び出しにもかかわらず、加害者は出席せず、事態は進展していません。

最近では、被害者の夫の弁護士が事件の進捗を報告し、チュムポーン地方検察官と共同で、加害者であるBMWの女性運転手に対して2400万バーツの損害賠償を求める訴訟を提起しました。

訴訟では、タイの薬物法、公共の交通安全法、飲酒運転検査に関する省令、警察庁の規定などの法的根拠に基づき、加害者の厳罰化と共に、事故に使用された車両の没収も求めています。

また、被告に対して法に基づく加重罰の適用を求めています。

続報です。
容疑者について、これまで何度も調停が試みられたにかかわらず、全く出席する意思が感じられなかったため、ついにチュムポーン地方検察官が訴訟を起こすことを決定しました。
それにより1月15日、加害者の女性はようやく裁判所に出頭し、「無免許運転」「飲酒運転および薬物使用による死亡事故」「危険運転」などの6つの罪状で起訴されることとなりました。

事件当日、被害者の夫は、裁判所で加害者と対面しましたが、加害者は全くの無関心で、挨拶や謝罪も一切なかったと述べています。
夫は、「無反省な態度で礼儀も感じられない」と非難しています。

タイは、死んだらその時点で負けです。

基本タイ人は、事故に限らず自分に非があり分が悪いと悟ると、一目散に逃げ去ります。
その逃げっぷりは、銭形警部でも逮捕することはできないでしょう。
そして、状況を確認し、逃げられない、出頭して謝り倒した方が得!と思うと出てきます。
そう思わなければ、逃げれるだけ逃げますね、例外なく。

もちろん、自分が悪いにも関わらず、周囲の助けを借りて自分に分があると感じたら逃げませんけどね。

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