タイの伝統行事?! いや普通に違法です。カウントダウンに発砲するタイ人たち。SNSアップし御用。

何度も言いますが、タイで銃を所持しなければならない理由は、なんなのでしょうか。

SNSで、大晦日のカウントダウン中に銃を空に向けて発砲する動画が投稿されていました。
動画内で「母が止めるなと言った」と述べながら銃を撃ち、マガジンを使い切ると再度マガジンを交換して乱射し続けます。

その投稿には「母が言った、やり切るまでやめるなよ。僕はやり切れていないけど気にしない。みなさん、新年おめでとうございます。お金持ちになりますように!」とキャプションが添えられていました。

翌日、その動画は削除されましたが、すでに多くの人にシェアされ、地元警察も確認し、投稿者の自宅の捜索令状を取得しました。

2025年1月2日、捜査チームが、チャイナート県ワットコーク地区を訪問し、動画投稿者である37歳の男性、サティット(通称:ジェームズ)の家を捜索しました。
彼は、移動式豚肉販売業者で、事件当日に銃を撃った本人とされています。

捜索時にジェームズは不在で、代わりに父親のトーンテーオ氏が対応しました。
家宅捜索の結果、9mmの空のマガジンが寝具の下から発見され、証拠品として押収されています。

問題の銃は合法的に購入されたものの、ジェームズ氏の名義への所有権移転が行われておらず、法律違反な状態でした。
また、公道上での発砲や公共の場での発砲行為も法律に抵触します。
現在、捜査当局は召喚状を準備しており、ジェームズ氏を呼び出し取り調べを行い、法的措置を進める予定です。

父親のトーンテーオ氏は「ジェームズは2008年に麻薬関連の犯罪歴があり、他にもいくつかの犯罪で服役経験がある」と語り、出所後は疎遠だったことを明かしました。
事件当日は家で寝ており、花火や銃声で騒がしい中、外に出ることもなく病気の妻を看病していたとのことです。「これまで銃について注意したが聞き入れられなかったため、もう話すのをやめた」とも述べています。

結局、親も無責任なので、負の連鎖が止まらないということでしょうかね。
銃があれば使いたくなります、薬物があれば試したくなります。
現政権は、銃も麻薬も取り締まりを強化すると言っていましたが、何も変わりませんね。

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