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世論調査で2冠のタイ国民党ナッタポン党首、ぺトンタン首相に「国会答弁から逃げるな」と要請。
- 2025/1/1
- タイローカルニュース
信頼できるタイの世論調査で、党と次期首相の人気票で2冠を達成したタイ国民党(前進党の後継党)党首ナッタポン氏は、「ぺトンタン首相は、本当の首相であることを証明すべき」と主張し、野党の質問を避けていることを批判しています。
ナッタポン氏は12月31日、ペトンタン・チナワット首相に対し、野党や記者からの質問を回避せず、首相としての立場を示すよう求めました。
年末のインタビューで、ナッタポン氏は、ペトンタン氏が真の首相として行動し振る舞うことを期待すると述べ、父親のタクシンが国政に関する発言で目立つのではなく、彼女自身が主導権を握るべきだと語りました。
ナッタポン氏によれば、ペートンターン氏の1年間の行動は、彼女が真の首相ではないことを示していると指摘。例えば、ペートンターン氏は国会で野党の質問に答えることを避け、エネルギー政策・計画委員会の重要な会議の議長を務めることも避け、記者の質問にも避け、直接答えなかったと述べています。
「記者が1つの質問をすると、彼女は別の話題について答える。これらすべてが、彼女が本当の首相ではないのではないかとの疑念を抱かせ不安を覚えます。また、問題が発生した際にも距離を置いているように見える」と、人民党党首であるナッタポン氏は説明します。
ナッタポン氏は、ペトンタン首相が国民の信頼を取り戻したいのであれば、記者の質問に率直に答え、国会における責任を果たし、下院の会議に出席して議員の質問に応じるべきだと強調しています。
ぺトンタン首相が、父親であるタクシンの傀儡政権であることは明々白々で、その点について隠す気もないと言わんばかりの振る舞いが、最近は目に余る状況となってきています。
首相になる以前より、失言・暴言の絶えなかった娘ぺトンタンなので、お飾り的にいればそれでよい、むしろ表に出すなということなのでしょうが、これでは国会の空転するのもしかたありません。
ただでさえ、セター前首相が罷免され、あらたにぺトンタンが首相に内定したにもかかわらず、任命式を1カ月以上先延ばしにしています。
その間に、北部が洪水にあえぎ救助を求めるも国会が開けないため、十分な対策がとれなかったという過去もありました。
(現地に行ったら行ったで、記念撮影して帰ってくる始末)
2025年もそういったことが続くのでしょうか。
タイ国民はそれで本当に良いと思っているのでしょうか。