我は行く、さらば「SUBARU」よ! バンコクの製造工場、最終稼働日。以降は輸入のみ。

2024年12月30日、バンコクのラークラバン工業団地にあるスバルの自動車製造工場が最終稼働日を迎えました。

今年初め、TC Subaru(Thailand)は、年内でタイでの車両組立事業を終了するというTan Chong International(TCIL)とスバル株式会社の共同決定を受け、すべてのスバル車を輸入に切り替えると発表しました。

ちなみにもう1社、スズキモーター(タイランド)も、2025年末までに現地での車両生産を終了する計画を、すでに発表しています。

スズキモーター・タイランド、タイの自動車工場を2025年末までに閉鎖。タイ国内販売は継続も工員等への影響は?

 

タイ工業連盟の自動車クラブ会長スラポン氏は、これらの決定について、消費者の好みの変化による戦略的な転換だと説明しています。
内燃機関(ICE)車よりもハイブリッド車への需要が高まる中、メーカーは生産拠点の再評価を余儀なくされています。

また、タイ市場でのシェアを積極的に狙う中国ブランドからの競争が激化していることにも言及しました。
同氏によれば、スバルが完成車輸入に切り替えた理由は、タイでの低い生産量では現地製造の採算が取れなくなったため、コスト削減を目指したものです。

将来について、スラポン氏は、スバルが技術的に洗練されたタイの消費者に対応するため、先進技術を備えた車両を輸入する可能性が高いと予想しています。

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