タイのペトンタン首相、ほとんど議会に出席せず、質問もはぐらかす有様。主要な仕事は記念撮影?!

12月25日、タイ政府官邸で記者に「野党からの質問に答えるために議会に出席する予定はあるか」と尋ねられたタイ貢献党のぺトンタン首相は、終始明確な回答を避けました。

彼女は質問に答えず、代わりにメディアに向かって笑顔で「メリークリスマス」と言い放ちました。

野党「国民党」(前進党の後継)は、首相が議会に出席し、野党の質疑に応じることを繰り返し求めています。

過去1週間、国民党のナッタポン党首は、再生可能エネルギー購入契約に関する疑惑について首相に説明を求め続けていました。
この契約は特定の人物に有利な形に歪められ、電気料金の上昇につながる可能性があると主張しています。

「野党の立場として、首相に対し議会に対して責任を示すよう求めました。首相には質問に答え、この問題について議論する時間があります。そうすることで国民の利益になるでしょう」とナッタポン氏は24日に述べています。

副運輸大臣のマナポーン氏は、ペトンタン首相が議会の職務を怠っているわけではなく、関連する問題には担当大臣に任せているのだと応じています。

議会には出席せず、記念撮影に忙しいタイ首相。

 

8月に前セター首相が罷免され、ぺトンタン新首相が誕生した際も、就任式まで1カ月以上かかり、その間、国会機能は完全にストップしていました。
タイ北部では、大規模な洪水が発生したいたにもかかわらず、何の対策もこうじていませんでした。

これは、彼女がこれまで失言やアンチに対して感情的になりやすいことを咎められないよう、身辺調査をしながら時間をかけて首相になる準備をしていたためだという説があります。
首相になってからも、直接的な政治の話はなるべく避けるようにしている節があり、それでもアンチの声が耳に入ると、時折感情が抑えられない発言をしてしまうことが垣間見れました。

おそらくそういったことを懸念しなるべく矢面に立たせないよう、周囲の者が配慮しているものと思われます。

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