バンコク新年カウントダウン、無許可での花火やコムローイ飛ばし禁止令発令。
- 2024/12/26
- バンコクとその近郊
バンコクのチャッチャート知事は、新年カウントダウンにおける花火やコムローイ(ランタン)を禁止する命令を出しました。
これは火災を防ぐための措置です。
知事は、防災法第23条および第32条を引用し、この禁止令を発令しました。
発表によると、違反者は最長3年の懲役、または6万バーツの罰金、あるいはその両方が科される可能性があります。
発表では、バンコク市民の多くが長期休暇中に市外に出ること、また乾燥した風の強い気候が火災を引き起こしやすいことを理由として挙げています。
花火とコムローイ禁止の背景
チャッチャート知事は、新年の祝賀行事を監視し、火災、事故、犯罪を防ぐためにバンコク都庁(BMA)が監視センターを設置すると述べました。
また、カウントダウンイベントの主催者に対して、入口と出口を明確に示す看板を設置し、すべての防火システムが正常に機能していることを確認するよう指示しました。
さらに、チャッチャート知事はバンコク都庁に対し、休日中の致命的な事故を防ぐために、首都内のすべての花火工場や倉庫を事前に点検するよう指示しました。
2025年を迎えるにあたり、花火やコムローイの使用を希望する場合は、許可を取得し、安全対策を講じる必要があります。
この禁止措置は、2008年に発生したサンティカ・パブの火災事故の再発を防ぐことを目的としています。
この事故では67人が死亡し、103人がケガをするという大きな被害を出しています。