バンコク「セントラルチットロム」の全面改装が完了。総額40億バーツの投資。

セントラルデパートは、国際市場で「ザ・シティストア」というコンセプトのもと、同社の最も歴史ある店舗の一つであるセントラルチットロム店総額40億バーツを投じ、このコンセプトに合わせた店舗に生まれ変わりました。

そして、バンコクの競争の激いラグジュアリー市場におけるプレミアムな小売目的地として位置付けました。

改装されたセントラルチットロム店は、デパートでのショッピング体験を再定義することを目指しています。30%の売上成長を目標に掲げ、戦略的なデザイン改修と商品の厳選により、幅広い顧客層を取り込むことを目指しています。

改装の4つの柱

◆商品セレクション
6万平方メートルの店舗空間には、ボッテガ・ヴェネタバレンシアガルイ・ヴィトンなど、500以上のファッションブランドが揃っています。
また、「シューズアベニュー」や「スニーカーズブールバード」では800以上のフットウェアオプションを提供。

◆建築イノベーション
天候に応じて色が変わるユニークなファサード、新設の「スカイテラス」はチットロムBTS駅と直結。

◆地域との関わり
「パブリックレーン・パブリックマーケット」では、30以上のストリートフードや飲食店が出店。
店舗をライフスタイル目的地として位置付け。

◆テクノロジー統合
専用モバイルアプリやAIを活用した顧客分析を含むオムニチャネルアプローチを導入。

新しい顧客層と売上目標

改装後、セントラルチットロム店は次のような多様な顧客層をターゲットとしています。

・高所得層(CenfinityおよびWealth & Premium顧客)
・ファミリー層
・YおよびZ世代(若者層)
・駐在員や国際的な観光客

また、1日あたり約3万人の来店者を見込んでおり、30%の売上増加を目指しています。

オープニングイベント

12月12日のグランドオープニングには、ブランド初のアンバサダーとして韓国の俳優ナム・ジュヒョク氏が登場予定です。

セントラルデパートはこの大規模な投資により、タイを世界のラグジュアリー小売市場での地位を強化し、フラッグシップ店舗を包括的なライフスタイル目的地へと進化させる意向を示しています。

今後の展望

同社は、来年新たなデパートを開設する計画はなく、既存の2店舗の改装と、ロビンソンブランドの強化に注力する方針を発表しました。

現在、セントラルデパートは29店舗、ロビンソンは47店舗を運営しています。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る