サコンナコン県、寺院送迎のトラムが転落。16歳少女死亡、25人重傷。定員人数をはるかに超過し乗車。

タイ・サコンナコン県のプラタートプーペック寺院で、15日午後3時ごろ、帰路についた仏教行事参加者を乗せた電動トラムが崖下へ転落するという大規模な事故が発生しました。

この事故で16歳の少女1名が死亡、25名が重傷を負っています。

事故は、急勾配で曲がりくねった山道を下る途中で発生しました。
現場は山林に囲まれ、道路には急ブレーキの跡が確認されています。
6列の座席を備えた電動トラムの前部は大きく損傷し、道路から約15メートル離れた場所に停止していました。

死亡したのは16歳のスティダーさんで、他の負傷者は地元病院とサコンナコン中央病院に搬送されました。

この日、プラタートプーペック寺院では大規模な仏教儀式「マハーサンカターン」が開催され、多くの信者が参加していました。
山上の寺院には駐車場が不足しているため、参加者は山の麓に車を停め、6輪トラックや電動トラムで寺院まで移動していました。

午後の儀式終了後、気温が高かったため早く帰宅しようとする人が多く、トラムには定員を超える乗客が乗り込み、一部は立ち乗りの状態だったとのことです。
急勾配の下り道でスピードが上がり、運転手がブレーキを試みるも車両を制御できず崖下に転落し、大事故へと繋がりました。

車にもバイクにも安全基準が定めれています。
これは、定員オーバーすれば危険が生じることを意味します。
日本人なら当たり前のことのように感じられますが、タイ人にはこれが理解できません。

この事故で亡くなった16歳の少女は、このトラムに乗っていた全員が殺したも同じです。
誰一人そのような責任を感じる者はいないでしょうが、無実の人を死に追いやっていることを知るべきです。

あなたの愛する人が例え事故に巻き込まれ死亡したとしても、タイではこの一言で終わりです。
「死んだ人のことをいつまでも思っていても、マイサバーイでしょ」
あなたはそのような立場にたたされた時、納得できるでしょうか。

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